お勉強 1
自分なりに調べたことをまとめただけなので、『お勉強』の項目は飛ばしてもらっても構いません。
まずは子宮体がんについて
※子宮の大きさ
縦約7cm、横約4cm、重さ約50g
(鶏卵くらいの大きさ)
※子宮の構造
子宮の下3分の1を子宮頚部、
上3分の2を子宮体部。
子宮体部の左右に親指ほどの卵巣が連結。
子宮の外側から漿膜(薄い腹膜)、子宮筋層、
子宮内膜(粘膜)の3層構造。
子宮内膜が剥がれ落ちて排出されるのが月経。
※子宮体癌について
子宮内膜から発生する子宮内膜癌と子宮の筋肉など
その他の部分から発生する子宮肉腫がある。(子宮
肉腫はまれなため、子宮体癌というとほとんどの場
合は子宮内膜癌をさす)
エストロゲンという女性ホルモンの関与が強いⅠ型
の類内膜癌とそれ以外の漿液性癌や明細胞癌などの
Ⅱ型がある。
・子宮体癌が発生する仕組
1.排卵の異常により、卵巣から分泌される女性
ホルモンのバランスが崩れる
2.プロゲステロンの分泌が減少し、エストロゲ
ンの割合が増える
3.子宮内膜が異常に増殖する
4.子宮内膜増殖症という前癌病変を経て、子宮
内膜異型増殖症に発展する
5.子宮体癌が発生する
・子宮体癌になりやすいい人
更年期以降の不正出血
月経不順
妊娠・出産経験が少ない
肥満
ホルモン薬を服用
・子宮体癌によく見られる症状
不正出血
おりものの異常
下腹部痛
排尿痛
※手術方法
・単純子宮全摘術
子宮を支える様々な組織を切り離し、子宮のみを
切除
・付属器切除術
進行期を正確に決めるため、卵巣・卵管も一緒に
切除
・リンパ節郭清術
癌のあった病巣に所属したリンパ節を切除
骨盤リンパ節(総腸骨リンパ節、外腸骨リンパ
節、閉鎖リンパ節、基靭帯リンパ節、内腸骨リ
ンパ節、仙骨リンパ節、鼠径上リンパ節)
傍大動脈リンパ節も切除することもある
参考文献
よく分かる最新医学
子宮がん 頸がんと体がんの診断・治療・生活