職場復帰
いつの間にか年も明け、2020年となっておりました。
年始早々の行事、仕事始め……約二カ月の休職を経ての職場復帰となります。
『入院前のあれこれ』に少し書きましたが、職場には上司以外報告はしていません。
煩わしいという感情はまぎれもなく本心ですが、それは手術前の気持ちです。
実際は、こうです。
「手術前は煩わしいから何も言わず、復帰後は聞かれたら答える」
脱毛中にウィッグをつけないと決めたことからも察せられるでしょうが、癌であることを別に隠す気なんかさらさらありませんからね。
ただ、こちら側からはわざわざ言わない。
それだけです。
さて、復帰にあたり。
12月26日に仕事始めの6日から復帰すること、しかし二回目の投与で三日間有休を取得したいことをメールで報告しておきました。
(その予定はホワイトボードにすぐ転記されていたようです)
そして、復帰初日にご迷惑をおかけしたので職場の皆さんにと菓子折りを持参し、上司の方に預けました。
結果、変なことになりました。
二日来て三日休み + 菓子折り
= えっ、辞めるの?
だそうです。(笑)
思わず笑ってしまいました。
辞めませんよ、こんなに居心地のいい職場。
気を取り直して。
年始二日間で何人に聞かれたかというと、七割ほどでしょうか。
残りの二割はあいさつ程度であまり付き合いのない同僚、さらに一割は無関心な人たちです。
二割の人は今後聞いてくるかもしれませんが、一割は絶対に聞いてきませんね。
断言できます。(笑)
で、聞かれる前に同じようなことを言われました。
「何があったのか情報が全然入ってこない」
「聞いても知りませんってあっさり言われた」
二つ目のセリフは、無関心な同僚からの返答だそうです。
あはは。すみません、秘密主義者で……。
特にあの人たちには、隙を見せたくないもので。
「休む前元気そうだったから、本人じゃなくて身内の方の問題かと思った」
これも何人かに言われました。
どうやら検査で遅刻やら早退やら中抜けやらやっていた時は、こう思われていたようです。
振り返ってみるとそんな気もしますね。
「無理しないでね。休みながらやってね」
って労わってくれます。
本当ありがたい同僚ですねえ~。
なのにまったく無関心な、同じグループで働く同僚たちは……。
いえいえ、何も言いませんよ。
ほんとな~んも文句はありませんよ。
いや、一つだけあるかな?
「仕事も含めて、邪魔しないでくれればいいです」
うふっ。