表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/109

患者さんあれこれ 3

・最初の入院前から入院していて少しだけ同室だった

 60代

 同じような病状の方だったが、血栓があちこち見つ

 かり、一月以上入院していたらしい。

 前回仲良くなった人を介して、なんとなく見覚えが

 あるなあとお話ししたのがきっかけ。

 同じ日に無事退院されました。


・思わぬ再会をした50代

 前回、徘徊中に時折お話をしていた方。

 てっきり会わなかったので退院されたのかと思いき

 や、逆の状態になっておられて驚いた。

 専門の病院で見てもらうため、先に退院。

 抗がん剤投与中で腸閉塞のため入院。


・病室を間違うおばあさん

 看護師さんの付き添いでトイレに行った後、一人で

 病室に戻るのだが、毎回間違えて看護師さんに連れ

 戻されている。

 いつも声だけで、どのような人なのかわからない

 が、看護師さんの声が違うだけで、いつも言うこと

 は同じ。

 「一人で戻れるわよ~」


・ひとり言を言う未亡人と寝言を言う老婦人

 前回と同じ人。相変わらず安定したひとりごとと寝

 言である。

 お二人とも先に退院されました。


・軍隊歩行する40代

 背筋を伸ばしてっ、腕を大きく振ってっ、足を高く

 上げてっ、イッチ、ニッ、イッチ、ニッ……。

 どこからかそんな声が聴こえてきそうな徘徊という

 名のフロア歩行をする人。

 手術後二日ぐらいは痛い痛い言っていたのに、気が

 ついたらこんなように歩き回っていました。

 初めて目撃したとき、つくづく色んな病状の人がい

 るんだなぁと感じた瞬間です。

 翌日に入院して、同じ日に退院された。

 子宮筋腫の腹腔鏡手術。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ