二度目の入院中 1
11月26日(火曜日)
絶食生活二日目。
状態変わらず。やることもないので、とりあえず徘徊する。
11月27日(水曜日)
絶食生活三日目。
午前中内診を受ける。
超音波で中と外を検査。7センチの腹水だとか。
11月28日(木曜日)
絶食生活四日目。
午前、思わぬ人に会う。
前回の入院で仲良くなった人が、自身の検査の前に同室の人の見舞いにやってきたのだ。
「どうも、出戻りで~す」
と言ったら、泣かれてしまった。ごめんなさい。
気分転換になったのか、この方の元気パワーをもらったのか、午後から白みが薄れてきた。
夕方、ヘルパーさんに袖を引っ張られ、窓から大学構内のイルミネーションを眺める。
11月29日(金曜日)
絶食生活五日目?
久しぶりに不愉快な夢を見る。
(内容は忘れたことにしておく)
白みは明らかに減って、尿漏れも少なくなってきた。
午前、看護師さんに急に言われ、栄養指導を受けることに。
(後で聞いたところ、担当医が入れたことを看護師さんに連絡していなかったため、栄養士の方から問い合わせがあったとか)
てっきり退院後の指導なのかと思ったら、病院で食べる食事の説明だった。
(しかもその時点ではまだ絶食中)
戻って看護師さんに伝えたら、同じように不思議がっていた。
午後、また内診を受ける。
「ほとんどありませんね。夜からご飯出しましょう」
前回と同じ六人部屋に空きが出たので、移動することにした。
夕方、徘徊していたらまたヘルパーさんに袖を引っ張られ、エレベーターに乗せられ、病院前のイルミネーションを見せてくれた。
11月30日(土曜日)
尿に白いものがまったくでなくたった。
食事は出るが、食べ始めなので念のため点滴1リットルをとる。
午前、ひとりごとおばあさん退院する。
夕方、大学生による院内コンサートを鑑賞する。
(病院名わかっちゃうかな?)
便秘気味のため、便を柔らかくする薬を処方される。効果はすぐに出てきた。