表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊神になってしまった  作者: とむでし
62/67

前略、道の上より。

ソイヤソイヤそいや。

 開拓村までの道を整備してたら、えらいもんが現れた。


 バシリスクの番だ。しかも卵持ってる。


 当然こんな所に普通に出て来ていいもんじゃ無い。ベヒモスやマンティコアには及ばないが、素材探しにダンジョンに潜って、レベルが足りてたら当たり。足りなきゃ大外れクラスのモンスターだ。


 これはアレだな。誰かが開拓の妨害をしてる。それもバシリスク連れて来れるぐらいだから、かなりレベルの高いヤツだ。


「エキセントリック勝念暴威。出動ですよ。」

 久し振りのフルメンバーだ。バシリスクの討伐中に横槍が入るかも知れないから、ここは油断せずに全力で行く。


 ネイさんの防御力がえらい事になっている。こっそりステータス確認したら、120超えていた。オイオイ、人外のレベルだよ。バシリスクの石化も、まるで問題にしないね。

 今度教会で、ジョブ付けてもらおう。


 シリルさんも、戦い方は荒っぽくなったけど、一撃の威力が段違いに上がっている。

 これでジョブ無しなんて、冗談にしか思えない。


 リリルさんは、バードの能力にも慣れてきた様だ。多人数の同時回復も、平気でやっている。流石はハイバード。実は、もうプリエステスになれるんだけどね。


 ルカさんは、相変わらず相手の攻撃を、全部飲み込んじゃう。安定の強さだ。


 これなら破壊神モード、使わなくても大丈夫。アレ地上で使うと、危ないんだよね。パーティーバトルだと、フレンドリーファイヤーが。


 無事妨害もなく、バシリスクの討伐は終わった。


 ここでいきなり、界○拳。後ろの林の方から、反応があった。


 回り込むと知らない奴がいた。意外にも一人。誰かに雇われたんだろうな。


 こちらの考えを先読みした様で、そいつが喋り出した。


「オーケー。あんたらには敵わない。素直にギブアップするよ。」


「いいの、雇い主への秘守義務とか。」

「あんたらに俺程度を当てたオーナーが悪いんだろう。俺なら絶対に敵対しないね。友達になるよ。」


「オーナーって誰なの?」

「マイヨネスだよ。今まで大名商売して来たから、仕事が持ち直せないみたいだ。せめて足を引っ張りたかったんだろう。」


 素直に教えてくれてありがとう。マイヨネスには、ちゃんと御礼をしないとね。でもその前に、うちのパーティー襲ってくれたあんたはひとまず消し炭だ。



 よかった。かろうじて息はあったみたいだ。生きてさえいればうちの女神様が回復してくれますよ。




ツグさんあいかわず容赦ねー。

友達になるつもりは無い様で、名前も聞きませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ