索敵殲滅
人には一人で行かせたくせに、自分が行く時は慎重です。
ランプータンって、本当に田舎で、何にも取れないんだ。
二ヶ月に一度、行商しようと思ったら、どうしてもモンスター素材が必要になる。
でも、スタンドさんを付けても、一人で行かせると壊れちゃう。
今回は三人で行こう。
「では、ネイさん、シリルさん、町の防衛はお願いします。周りの鎮圧は済んでいますから、新規のお客様だけなら、お二人で充分でしょう。」
「うるさい、さっさと死んでこい。」
「ツグも、あの地獄を味わって見るのよね〜〜。」
ネイさんの口調が戻ってきた。良かった。リハビリが効いているみたいだ。
でも、今回は地獄巡りをする気は無いよ。主戦力にルカさんと私、回復に女神様のリリルさん、援護にスタンドさん達五体がいるんだ。ザ・ワールドにも補給物資は充分持たせてある。
それでは本気の狩りに、出発しようじゃないか!
「うぎゃ〜、死ぬ死ぬ死ぬ。」
ザ・ワールドで時間を止めながら、必死で攻撃をかわす。その間に他のスタンドさん達が攻撃するけど、あんまり通っていない。
マンティコアって、こんな怪物だったんだ。レベル的にはスタンドさん達とネイさんが倒したベヒモスと同じなんだけど、とにかく手数が凄い。口、両手両足、尻尾、更に魔法まで、それを集中して、対個人飽和攻撃をかけてくる。ネイさんの防御力があったから、ベヒモスに勝てたんだろうな。だったらシリルは本当にきつかっただろう。このままじゃ、破壊神モード解放しなきゃいけない。
「闇よ、夜よ、その安らぎに全てを誘え。エナジードレイン!」
ルカさんの呪文が完成した。随分時間はかかったけれど、さすがにスキル持ちの上級呪文だ。あっという間にマンティコアの動きが遅くなっていく。
後はスタンドさん達だけで大丈夫だろう。と思ったら、ザ・ワールドだけでかわしきれなかった輻射ダメージが、あっという間に回復していく。
女神様、詠唱破棄でヒールしてくれたんですね。このコンビネーション最高っす。
私がタゲ取って、その間にルカさんが必殺攻撃の準備。スタンドさん達が牽制をして、ダメージが出た所は女神様がフォロー。
これなら、破壊神モード無しでも、充分狩りが出来ます。
いや〜、一週間も続けて狩りをすると思うと、アタタやか〜〜め〜〜や界○拳は、消耗が激しいのよね。
回復出来る安全地帯があれば良いけど、そんなものこのダンジョンには無いからね。
これを一人でやらせてしまった事に、ネイさん、シリルさんに心から謝りながら、素材収集のハントを続ける。
本当は1日限定で破壊神モード全開で一人で行くのが、一番効率が良いのでしょうが。




