第2層攻略(その3)終了
最初に長くなると言ったな。それはウソだ。
3話で一回分ぐらいの量です。
落ち着いて、順番に整理してみよう。
混乱から回復した俺は、パーティーを立て直し、ダンジョンから脱出した。
そこでみんなの話を聞き、何が起こったのかを知った。
みんなの話をまとめると、こう云う事だ。
突然俺が見た事も無い魔法を使い、パーティーメンバーを戦場から隔離した。
本当は俺の魔法じゃない。俺がしたのは、8体の妖精を呼び出す選択をしただけだ。魔法を使ったのは、その妖精達だ。
妖精達は、自分の持つ属性の力を中和する壁を作ってくれた。
これで、パーティーメンバーは何が起こっても安全だ。
直後に俺は混乱し、バーサーク状態になったそうだ。目に映る動く物に反応し、ひたすら殴りかかる。 200×1.21人力の全力で。
約5秒でフロアボスは消滅した。あれ、そういえば名前も知らなかったな。
その後、混乱から回復するまでの2分55秒間、俺はひたすら『盾舜ハ花』の中にいる、パーティーメンバーめがけて攻撃をし続けた。
「あれはトラウマになりますよ。妖精さん達の複合能力で、私の中の恐怖心も中和して貰えなかったら、確実に恐怖で発狂していましたね。」
「無いわ〜あれは無いわ〜。発狂こそしなかったけど、チビりそうになったわよ〜。」
ネイさん、女性がそんなお下品な事を言ってはいけません。
「私はチビった。すぐに着替えたい。」
ルカさん、なんて事を!
「私も着替えをしたいな。」
リリルさん、あなたもですか?
着替えを済ませた俺たちパーティーは、第3層への移動をした後、ダンジョンから脱出した。
ヒキのいいところが出来ると、つい切っちゃう癖があるみたいです。
本当は、パーティー全員が大きなトラウマを抱えてしまって、それを順番に治していく展開にしようと思っていたので、長くなると思いましたが、あんまり面白いエピソードが思いつかなかったので、こんな感じであっさりまとめてみました。




