スライムを倒そう
本当に戦闘シーンはありません。
どうやって書いたら良いのやら。
とりあえずボス部屋からの脱出は出来た。なんとかダンジョンから脱出し、俺はリリルさんの回復魔法で弱麻痺を解除してもらう。
「どうするんだ?リーダーが敵の魔法をレジスト出来なければ、勝ち目はないぞ。」
シリルが焦っている。
確かに、盾役が1枚欠ければ、戦闘は維持出来ないだろう。
「今回は異常に運良く、と言うか運悪く、早くボス部屋に遭遇してしまっただけで、もう一度チャレンジし直せばいいんじゃないのかな?」
リリルさんが言う。でも、
「私はそうは思わない。ツグのステータスが上がってしまったので、次からはダンジョンに入った瞬間にボス部屋に遭遇する。」
ルカさんが否定する。
「ダンジョンには、適性レベルがあるんだ。私の《威風堂々》で強化されたツグは、ザコ3パーティーを倒すだけで、アッと言う間にあのダンジョンの初期階層レベルを超えてしまった。ツグはあのボスを倒さないと、次の階層には進めないだろう。」
ええぇ!なんでそんな事になってるの?
確認してみよう。
「俺のレベル表示。」
LV2:経験値0
本当だ。レベルが上がってる。さっきまでレベル1だったのに。選択の自由さん、レベルアップのメッセージとか無いんですか?どんなタイミングでレベル上がるの?
「じゃあ、スライム倒さないと、私は次の階層に進めないのですか?」
「そういう事になるな。スライムから逃げられた事で、レベルアップしてしまったのだろう。不思議な事に、前回ダンジョンに入った時は階層を選べたのだが、何故か今回は初期階層からしか入れない。」
ルカさんからレベルアップの理由を教えてもらう。
「イベントが終了しないと、レベルアップはしないんですよ。今回は階層ボスに出会った事が、イベントになったみたいですね。」
シリルがつぶやく。
ああ、そうですか。リーダーがオズさんだった『エキなんとか』は、階層クリアしていたから次の階層に進めたけど、新生『エキなんとか』では、リーダーの俺が初期階層クリアしていないから、次の階層を選べないのですね。
「では、しょうがないですね。ちょっと、スライム倒してきます。リリルさんだけ、同行して下さい。また麻痺した時は、私を持って帰って下さい。」
「ちょっと待てよ。対策無しで再戦しても、同じ結果になるだけだぞ。パーティーで対策を考えよう。」
シリルが慌てて言います。
「大丈夫。対策はあります。このやり方には、人数が多いとやりにくいのです。リリルさんは、ダンジョンに入ったら、すぐに私の後ろに避難して下さい。もし私が麻痺した時は、すぐに私を持って帰って下さい。」
やってきました。2度目のダンジョン。ボス部屋を発見し、リリルさんが後ろに回ったのを確認してから、私は歩き出しました。
「アタタタタタタタタタタタタ〜〜」
百烈拳を出しながら、2秒に一歩づつ前に出ます。ボス部屋の扉は一瞬で粉砕し、スライムがポップします。
スライムがポップし終わるまで10秒。私は歩き続け、スライムを百烈拳の射程内に収めます。
百烈拳の10連発なんて200人力なら楽勝です。あ、そう言えば×1.21倍でしたっけ?8発目ぐらいで、射程範囲に入ったスライムは魔法を唱える間も無くミンチになっていました。スライムだから、ミンチじゃなくてジュレかな?
核とか狙わなくても、当たらない所が無いですから。
無事にスライムを倒した俺は、階層クリアの為に一旦次の階層に移動し、すぐにダンジョンから脱出する。
「これで、次は第2層からスタートできますね。」
「ええ。でも、何で最初からこれをやらなかったの?そうすれば一旦撤退する事も無かったのに?」
「それではルカさんのレベルが上がらないでしょう。私達の目標は、ルカさんのレベルを上げて、魔力1000を超えてもらう事です。」
「えー、パーティーのレベルアップが目的じゃなかったの?」
「も、もちろんパーティーのレベルアップは大事な目標ですよ。でも、個人的にルカさんの魔力が1000を超えてもらう必要があるんです。みんなにはナイショにしてください。」
ちょっと中途半端な感じですが。
どうしても読みやすいように書けない。
要考察です。
余裕があれば、書き直しをします。




