ダンジョンにやってきました。
ダンジョン探索開始です。
「これがダンジョンかー。」
やってきました。秘密のダンジョン。
今までも、何度か潜った事があるそうですが、当然私は初めてです。
知ったかをかまして、恥をかいたらいけないので、設定を考えてあります。
「いいか、レベルアップの為には、安全に経験値を稼がなきゃいけない。パーティーメンバーが、どれだけ危険度を理解しているのかが重要だ。みんなの認識を確認する為にも、敵と出会う度に、メンバーが順番に、敵の解説をしていこう。それを聞いた者が、自分の認識と違うと思ったら、そこを指摘し合おう。
今回の目的はパーティーメンバーのレベルアップ。奇襲はナシだ。ザコでも、ゆっくりと確認しながら倒していこう。もちろん、危険な敵と遭遇したら、生き延びる事を優先で。」
「この先に敵がいるわよ〜。ゴブリン2匹。私一人でも楽勝なザコね〜。」
索敵能力はネイさんが高い様だ。
「ゴブリンはこのダンジョンに出現する敵の中でも、最下級の敵です。特別な攻撃は持っていません。ネイの言う通り、力押しで充分対処出来ます。」
シリルが解説してくれる。
なら、やっちまおうか。
ゴブリン2匹を処理したら、ドロップアイテムとして小さな魔核を手に入れた。
「ラッキーですね。ゴブリンから魔核が出るなんて。弱い魔物からは中々ドロップしないんですよ。」
魔核って何だ?聞くのは恥ずかしいから、後で調べておこう。
「次の角の先には、また敵がいるわよ〜。順番だから、シリル説明をお願いするわ〜。」
「うーん、これはコボルトですね。犬型で、ゴブリンと大差ない強さです。」
なら、やっちまおうか。
コボルトを処理した。特に何も出なかった。これで本当に経験値は入っているのだろうか。
「その扉を開けたら、また敵が出るわよ〜。次はリリルね〜。」
「私には索敵能力が無いから、敵の種族は判らないよ。でも、敵の強さはわかるね。これはザコだよ。」
「敵はオーク4匹です。豚型で、ゴブリンより体力はありますが、問題になる能力はありません。」
なら、やっちまおうか。
オークを処理した。また何も出なかった。
「〜〜ん〜〜。」
ネイさんに緊張が走る。
「まさかこんなに早くボス部屋に着くなんて〜〜。」
「嘘だろ、普通は2、3日掛けてキャンプして、やっとボス部屋までたどり着くのに!」
シリルが驚きの声を上げる。
「私の番だから解説をしてやろう。このダンジョンでこの階層のボスはスライム。知っての通り、前回は勝った。」
ルカさん、名前以外解説になって無いから。
「スライムは魔法攻撃無効能力を持つ魔物です。ルカの攻撃魔法は効きません。確かに前回闘った時は、ネイとリーダーで敵の物理攻撃をカバーして、私がスライムの核を破壊して勝ちました。でも、今回のスライムには、魔力を感じます。リリルの能力で、スライムの魔法をカバー出来るでしょうか?」
シリルは不安な様だ。でも、俺は200×1.21人力。魔族になったし、魔物相手には負けないだろう。
「大丈夫だよ。レベルアップの為にも、強い敵は歓迎だ。サクサク倒して、次の階層へ行こう。」
ボス戦でも、戦闘シーンはありません。




