20130228.txt
「なんでこんな格好なんですか」
いえ、つい最近に私の妹が結婚しまして、
「仰っている意味がよくわかりませんが……」
ウェディングドレスもいいな~と思って『そういう系統』の衣装を用意したつもりでしたが――
「が?」
いろいろしくじって、こんな半端な衣装となりました(キリッ
「そこで『キリッ』はおかしいですっ!」
まぁ、これはこれでアリかな、とも思ってますよ。
「フード付属のティアラとかは凝ってますよね、確かに良いですよ」
どうせならカラーパレット弄って、白地に金刺繍施した、高級な磁器のティーカップみたいに仕上げればよかったでしょうか。
「わたしは大食いニートシスターじゃないですよ?
そもそもの共通点は銀髪しか無いと思うんですけど……後ろの方の髪型も……でしょうか」
そういう『どこかで見たようなキャラ』に仕立てるのも面白いですね。
「いろいろマズイんでやめてください!」
最近はキャラが『記号化』されているんで、その『記号』を数点満たすだけでそのキャラとして見て貰えますね。
「この場合だと……『銀髪』『修道服』『フード』ですか」
まぁ、服の色は全然違いますけど……それらを踏まえて、貴女のお姉さんにもやってもらいました。
「――っ!?なんてことしやがるんですかっ!!」
髪型とか全然弄ってないのにこの威力!
「と言うかですね?このコスプレは先々月にやりませんでしたっけ?」
そうなんですけど、その時はSSが間に合わなくて……二ヶ月を経て、満を持して降臨です。
「今、脳内で『キリッ』とか言いませんでしたか?言ったでしょう?言いやがったに違いないです!」
ともかく、今月のテーマは『記号化』です。
「いえ、何を『毎月何かしらのテーマに添って話を進めている』みたいな言い方しやがってるんですか?」
いえいえ、本当に毎回何かしらのテーマを持ってますよ?
「―――――――――――――――――――――――――――――――はい?」
ただ単にそれを形に出来ていないだけです。
「そこッ!
威張るところでも、自慢するところでも、ドヤ顔するところでも無いですからねっ!?」
まぁまぁ、話を進めましょう。
結構重要なんですよ?キャラ作りする上で。
「そう……ですね、小説でもなんでも、そのキャラのイメージを明確化出来ていれば、具体的に名前を出さなくても『○○さんが登場した!』と察して貰えますね」
私は文章を書く上で、キャラの個性を重視するようにしているんです。
それこそ、私の頭の中で走り回ってくれそうな連中を、です。
「……姉のことですか?姉のことですよね?間違いなく姉のことを言ってますね?」
とにかくキャラの個性重視に心掛けているんですけど、――去年にあったことですが、
「はい?」
去年の春に短編で『ある召喚勇者の場合』投稿したんですけど。
「あぁ、あの一発ネタのヤツですか……」
見知らぬ方ですが、某掲示板で……推薦スレでしたっけね、オススメしてくれてまして、ご自身のブログにも同じコメントを。
「おー、良かったじゃないですか
――で、なんて書いて貰えたんです?」
えっとですね、
>正直、物語としての体は成していない。それでも推したいと思ったのは、
>キャラ立て+ノリだけでも、バランスが良ければ楽しく読めるんだなあと感心したから。
です。
「……、物語の体は成していなかったんですか……」
まぁ、否定はしません。
ですが、注目して欲しいのは後半部分です。
「えっと、……あぁ。なるほど」
この時の短編は短めでしたけど、その中で愉快なキャラ立てが出来たってことですよね?
「そうですね、『楽しく読める』ともありますしね」
物書きとしてはまだまだの私ですけど、少し自信が持てたんですよ、このコメントを拝見した当時からずっと感謝してる次第です。
「意外に純粋なお心をお持ちだったんですね……」
なので、読者が私のキャラが動き回るのを楽しみにして貰えるような文章を書いていけたらいいな~と思ってます。
「そういう想いがあったんですか――ところで『記号化』のテーマはどこへ行きました?」
こってり忘れそうでした。
「やっぱり今月もダメすぎるっ!」
とりあえず、決算が終わるまで仕事がハードすぎるので……
「そして言い訳がきましたか!?」
エイン君にはもう暫く蹴り上げられ状態をキープして貰うことになりそうです。
「……不憫なエインさん。
それでは今月もグダグダな文章でしたが、赤ルア本編と姉モエ本編を長い目で見守ってあげて下さい」
あ、〆ちゃいましたね?
「……いい加減、胃によろしく無いんですよ
三月は二十日過ぎから追い上げてくださいね?」
が、頑張ります。
それでは来月こそは……次話投稿です、はい!
はい、また駄文でした、すみません。
こんなものでも一応のチェックをして貰えてるのが申し訳ないです。
来月は頑張ります(><)