息抜き回) 神と人の祈り草w ~後編~
前回の息抜き回の続きです。
第六話「祟りと鎮め(やさしさってナマモノ)」
――忘れ去られた神は、祟る。
でもほんとは、ただ…忘れられたくなかっただけかもしれない。
【あらすじナレーション】
ナレーション(CV:絶対銀髪):
「前回までのあらすじ!ちゃぶ台と和菓子で神々の喧嘩を鎮めたニニギたち!
やっと平穏が戻ると思った矢先、森の奥からヤバい気配がぷんぷん漂ってきた!
次なる敵は“忘れられた神”? っていうか“忘れられた”って、情報量少なッ!」
ニニギ「いやほんとにな!!!???」
【森の奥】
(不穏な風と共にざわめく木々)
サクヤ「……なんか……この辺、怖いね」
イワナガ「祟り神の気配。これは、“かつて祀られ、今は忘れられた神”のもの」
ニニギ「また出たよ!カテゴリが曖昧な神!明確な肩書き持ってこいよ!」
サクヤ「“風の神”とか?」
イワナガ「“無風の神”だったかもしれません」
ニニギ「存在薄すぎて誰も覚えてねぇじゃん!!」
(木陰に、祠の残骸。まるで長く放置されたような姿)
神馬「フゴ……(寂しい匂い……)」
(風にまぎれて聞こえる声)
声「わたしは……ここに、いたのに……」
ニニギ「やっば!来た!!完全にホラーの導入それ!!」
【忘れられた神、顕現】
(黒い風のように現れる、形なき神)
???「かつて、この森に祀られていた……。けれど、誰も……もう、名を呼ばない……」
(周囲の木々が枯れ、祠がひび割れる)
ニニギ「ごめん!ごめんって!誰かー!ログインボーナスでも渡してー!」
イワナガ「……名を、もう一度、呼んであげられれば……」
サクヤ「でも名前わかんないんだよね?どうするの?」
ニニギ「そこの石碑にうっすら文字見える!“〇〇ノカミ”……うーん……読めねぇ!」
神馬「フゴッ!(だが雰囲気でいけ!)」
【名を呼ぶ儀式】
イワナガ「……名が失われても、“ここに祈った人々の心”が残っていれば……神は、再び目覚める」
サクヤ「じゃあ、思い出してみよう。“ここにいた神様”が、どんな願いを受けてたのか」
ニニギ「……(静かに手を合わせる)」
(風が止まり、祠の周囲にかすかな光)
子供の声「……おじいちゃんが病気、治りますように」
若者の声「……無事に、帰ってきますように」
母の声「……この子が、元気に育ちますように」
(その祈りが風に乗り、黒い影に届く)
???「……わたしは……“願いを聞く神”だった……」
【鎮まる祟り】
(影が薄れ、静かに風が吹く)
???「ありがとう……わたしを、忘れないで……」
(祠の傍に、小さな花が咲く)
ニニギ「……やっと、鎮まったか……」
サクヤ「忘れられるって、怖いね……」
イワナガ「でも、名が消えても、祈りがある限り、神は……在り続ける」
ニニギ「……俺も、忘れられないように……ちゃんとしないとなぁ……」
サクヤ「だいじょーぶ!サクヤが一生監視するから♡」
ニニギ「それもそれで怖ぇよ!!」
イワナガ「はい、暴走入りました」
【高天原にて】
オモイカネ「……名をなくした神と向き合ったか。次に待つは、“誰にも名を与えられなかった者”」
アメノコヤネ「この世に“祈られなかった神”など、存在しないと思っていたが……」
(巻物に現れる、“祈りの記録にない存在”)
つづく!
第七話「森に棲むものたち(命に名前を)」
――それは、名を与えられなかった“なにか”。
それでも、確かに、そこに在ったもの。
【あらすじナレーション】
ナレーション(CV:銀髪・メタい人)
「名もなき神を祀ったら、思い出がフルボイス再生されて号泣しちゃった前回!
でも今回の敵は“最初から名がなかった”!?
名前がないなら神じゃない?――じゃあ名前があれば神なのか!?
哲学!?そう、ギャグマンガでも時々あるよね、そういう回!!!」
ニニギ「でも最後は絶対ツッコミで台無しにするんだろうがァア!!!」
【とある森の奥】
(地図にも記されていない、苔むした小道。音のない世界)
神馬「フゴ……(生き物の匂いはするけど……何か違う)」
サクヤ「うーん、鳥も虫もいない……なんか、“在るのに無い”って感じ」
イワナガ「この場所……生き物も、神も、“名を持たぬもの”だけが棲んでいる」
ニニギ「待て待て、“名を持たぬもの”ってなんだよ!?
説明下手なRPGの中ボスみたいな言い回しやめてくれない!?」
【遭遇:名もなき存在】
(木々の隙間から現れる、仮面のような顔、けれど体はぼんやり曖昧)
???「……ここ、こないで……ここ、わたしの……居場所……」
サクヤ「言葉が……変。人っぽいけど、神っぽくもある」
イワナガ「“名づけられなかったもの”は、形が定まらず、心も未熟。
けれど、“存在”していることは確か」
ニニギ「つまり?どういうこと?」
イワナガ「……この子、言うなれば“神になる手前で忘れられた存在”」
ニニギ「中間管理職か!!」
【コンタクト試み】
(ニニギ、優しく手を差し伸べる)
ニニギ「おまえ……怖くないよ。俺たちは、敵じゃない」
???「……“わたし”……わたしって……なに……?」
神馬「フゴォ……(アイデンティティ迷子だ……!)」
サクヤ「えっとね!サクヤは“サクヤ”だよ!イワナガは“イワナガ”で、ニニギは“チョロい”!」
ニニギ「なぜそこで俺の属性を即バラすの!?ていうかもうキャラ定着してるの!?!?」
【名づけの儀】
(イワナガ、静かに言う)
イワナガ「名とは、ただの記号ではない。存在を認め、心を結ぶ“祈り”」
ニニギ「……なら、俺が……この子に、名を贈る」
???「……なまえ……くれる……?」
(ニニギ、目を閉じて考え、そっと微笑む)
ニニギ「“モリノカゲ(森の影)”――どうかな?」
(森の風がふっと吹き、仮面が外れる。中から現れたのは、まだ幼い少女の姿)
モリノカゲ「……わたし、モリノカゲ……」
(その瞬間、森に鳥の声が戻る)
【ラスト】
サクヤ「よかったぁ……これで、カゲちゃんもお友達!」
イワナガ「ニニギ、見直したわ。意外とやるのね」
ニニギ「俺だって、やる時はやる……んだよたぶん。てか見直されるほど評価低かった!?」
神馬「フゴ……(やれやれ)」
【高天原サイド】
オモイカネ「“名を贈ること”――それが、神の役目の一つ。だが、次は……」
(巻物に現れる、“名を背負い過ぎた神”)
アメノコヤネ「……過剰に祀られ、歪んだ存在。願いを捌ききれぬまま……」
つづく!
第八話「水をわける言葉(信じるってめんどくさい)」
――争いはいつも、水と火と、信じる心から。
【あらすじナレーション】
ナレーション(CV:相変わらず銀髪)
「水は命だ!信仰も命だ!だが神の扱いが重すぎて
神が胃薬を手放せない今日この頃!
今回のテーマは“信じる心が一致しないってつらい”!!
要するに“めんどくせぇ”って話です!!!」
ニニギ「おいナレーション!神前で言っていいことと悪いことあるぞ!!」
【川辺の村】
村人A「この川は“ミヅハ神”のものだ!」
村人B「いやいや、“ククリヒメ”を祀らねば水は止まるぞ!」
村人C「結局誰に手を合わせればいいのかわからん!!」
ニニギ「おぉう……マジで信仰が分断してる……!」
神馬「フゴ……(水争いって、だいたいこのパターン……)」
【ミヅハ神 登場】
(川の中から立ち現れる、清らかな水の女神)
ミヅハ「静まりなさい、我が川はすべての命のために流れている」
村人たち「おおぉぉ~~ミヅハ様ァ~~!!!」
(さっそく掌返し)
ニニギ「ちょっと待って、さっきまで喧嘩してたやつらがこの反応!?」
【ククリヒメ、出陣】
(山の方から、ふわりと白い衣の神が降りてくる)
ククリヒメ「争いの仲裁こそ我が務め。川も、祈りも、分け隔てなく結ぶために」
サクヤ「こっちはこっちで圧あるわぁ~~~!」
イワナガ「つまり……どっちも“正しい”のね。だからこそ争う。皮肉なものよ」
ニニギ「難しすぎて俺のチョロい頭じゃ処理できねえんだが!?」
【神対神の論争】
ミヅハ「この地に水をもたらしたのは私。ゆえにこの川は――」
ククリヒメ「しかし争いを収められねば水もまた災いとなる。祈りの均衡こそが第一」
ニニギ「ちょちょちょ、もうこれ哲学の議論じゃん!?どっちも正論!てか俺、降臨してからずっと仲裁してるな!?」
神馬「フゴ……(ヒーリング系って聞いてたんだけど)」
【神の取り決め】
イワナガ「ニニギ、どうするの?」
ニニギ「うっ……わかんないけど、でも……!
人が祈りを込めて、水を分け合って、神々に感謝できる仕組みがあれば……!」
サクヤ「それって、もしかして“水を祭る”こと……?」
ニニギ「“川を祀り、水源ごとに神名を残す”。
どちらの神も敬い、交互に祈りを捧げる日を作れば、きっと――」
(ミヅハとククリヒメ、顔を見合わせてうなずく)
ククリヒメ「……そのように定めましょう。あなたの“調停”を信じます」
ミヅハ「水は命、祈りも命。その思い、受け取りました」
ニニギ「よ、よかったあ~~……胃が破裂するとこだった~~~!!」
【そのころ高天原】
オモイカネ「……信仰の“分断”は、ときに神すらも争わせる。
そして次に現れるのは、“祀られすぎた神”」
(巻物に浮かび上がる名前――“祟り神”)
つづく!
第九話「祟りと鎮め(忘れられたものの声)」
――祀られぬ神は、ただ静かに、そこにいる。
【あらすじナレーション】
ナレーション(声だけめっちゃ重低音)
「時代が変われば祀る神も変わる。人気の神は毎年写真集が出るが、
忘れられた神には誰も手を合わせない。
だが、忘れられた神の声が一番、強くて……
デカい。物理的にも精神的にも!!」
ニニギ「今、“写真集”とか言ったよね!? 神話の世界にある!?!?」
【山間の村――妙に空気が重い】
村人たち(ヒソヒソ)
「……あの祠、昔からあるけど、誰のだったか……」
「触ると祟られるって噂が……」
ニニギ「……これはマズい予感しかしない。さっきから神馬が五歩下がってるし」
神馬「フゴ……(オレは命が惜しい)」
イワナガ「“忘れられた祠”……そこに“忘れられた神”が残っているかもしれないわ」
サクヤ「でもさ、忘れられたら、消えちゃうんじゃないの?」
イワナガ「……いいえ、忘れられたからこそ、消えられないの。
“記憶”に縛られ、“祈り”のないままに、そこに居続けるのよ」
ニニギ「ヒィ!! 何その不完全成仏のバグ神的なやつ!!」
【祠に近づく一行】
(祠のまわりだけ草が枯れ、空気がピリついている)
ニニギ「なぁなぁ、ここホントにヤバくない!? 声かけたら即バグ技使われそうなんだけど!?」
(ゴゴゴゴ……と音を立てて、祠の奥から現れる影)
???「……名を、くれ……祈りを、返せ……」
(人型の影。しかし、顔が判然とせず、周囲に“名前”が渦巻いている)
【イワナガ、立つ】
イワナガ「名を求めている……けれど、その名を誰も覚えていない。
この神は、“人の祈り”に刻まれていた神格そのもの。
名前が与えられず、けれど確かに祀られていたもの……」
サクヤ「じゃあ、“名のない神”? ……かわいそう」
ニニギ「かわいそう、って言ってる場合じゃねぇ! 俺に来てるぞ!?」
???「……かつて……我に……捧げられし……清酒……米……焚火……」
ニニギ「あ、それ俺の荷物だわ!? なんで供物リスト把握されてんの!?」
【神の名を呼ぶとき】
イワナガ「ニニギ、あなたにできる? “誰も知らない神”に、“名を与える”ことが」
ニニギ「……祈られ、忘れられ、それでも残った神に……名前を?
そんなの、俺が勝手に決めていいのかよ……」
(ふと、子どもの声が聞こえる)
子ども「うちのおじいちゃんが言ってたよ、あの祠に“カゲさま”がいたって」
村人「“影の神”……!」
ニニギ「……名前って、残るんだな。たとえ正式なものじゃなくても。
なら……俺の言葉で、祈る。今、ここにあるものとして!」
【命名】
ニニギ「名もなき神よ。人の祈りを受け、忘れられてなお残ったものよ。
今日から、おまえは――《カゲミツ》だ」
???(カゲミツ)「……カゲ……ミツ……」
(空気がふわりとほどけ、祠の中に柔らかな風が吹く)
神馬「フゴ……(治まった……)」
サクヤ「……あの神、笑ってたように見えた」
イワナガ「ようやく“存在”を認められたのね。名が祈りを宿す、とはこのこと」
ニニギ「……俺、また祈ったんだな。神としてじゃなく、人の代弁者として」
【高天原・オモイカネの記録】
オモイカネ「“名を与えられぬ神”――その存在は、“信仰の穴”を生む。
だが、誰かがその名を呼ぶ限り、祈りはつながる」
(巻物には新たな名前、《カゲミツ》と記される)
オモイカネ「さて――次は、“神々が交わるとき”。人の想いが、神をも裂く」
つづく!
第十話「名を交わす神々(祀りと分断)」
――神々は争わぬ。ただ、名を、在り方を違える。
【あらすじナレーション】
ナレーション(どこかの神主系低音)
「天津神と国津神――空と地に分かれた神々の名は、
いまや“祀り方”という名のマウント合戦へと突入していた!!」
ニニギ「いきなりマウントって言うなよ!? もうちょっと“神聖感”出してこ!? 神話ってそういうもんだろ!?」
イワナガ「でも事実、神階マウントは高天原あるあるよね。
“あら、そちらの神は国津神?あらあらまぁまぁ”ってやつ」
サクヤ「うちの父上なんか、“うちの娘たちは天津神の正妻になるべき”ってお触れまで出してたよ♡」
ニニギ「ほんっとやめて!? 出てないのに存在感だけ強い義父キャラやめて!?」
【高天原と地上の“祀り”問題】
オモイカネ(記録係/面倒見役)
「天津神は“天の祝詞”、国津神は“地の祭祀”――それぞれ祀りの作法が違う。
近年、人々がその違いを混ぜすぎて、“神々の区別”が乱れておるのだ」
ニニギ「え、神の側は別に怒ってないのに?」
オモイカネ「神は祟らぬ。ただ、祈りが正しく届かぬと、願いが歪む」
イワナガ「祈る人々が、“どの神に、どの名を呼んでいるのか”。それが曖昧だと、“誰にも届かない祈り”になる」
サクヤ「……祈りが迷子になるって、悲しいね」
【“祀り会議”開催】
ナレーション(会議進行口調)
「というわけで、今回は“天津神・国津神・その他の在地神合同祀り統一ルール検討会議”を開催いたします」
ニニギ「そんな会議ある!? てか議題名だけで過労死できそうなんだけど!」
(会場には神々がズラリ。イナリ神、ミチハシラ神、オオモノヌシ、あとたぶん出張中のオオヤマツミからはFAX)
神A「我らは“祀りの細則”を明文化することに反対だ!」
神B「いやいや、明文化しないと人間界が混乱して困るでしょ!!」
(ワイワイ……グダグダ……)
神C「そもそも“天津”と“国津”の分類が人間の都合なんじゃ?」
神D「たしかに……俺たち、元は“祈りから生まれたもの”なのに」
ニニギ「……なんか、誰も悪くないのに、ズレてる感じがすごい……」
【ニニギ、提案する】
ニニギ「祈りってさ、“願う”だけじゃなくて、“つなげる”ことだと思う。
祈る人が違っても、神の形が違っても、
“名を呼ぶ声”がちゃんと届けば、それでいいんじゃないの?」
神々(ざわ……)
イワナガ「……誰かの祈りが、誰かの神を生む。
その名が届けば、神は“祈りに応じる存在”になれる……」
オモイカネ「名を交わし、願いを受け取り、共に在る。
それが“神”と“人”の本来のあり方だったのかもしれぬな」
【一方その頃】
(某・山中の小祠。ひとりの少女が、両手を合わせて祈っている)
少女「カゲミツさま、きょうも山道、無事に通れますように」
(小さな風が、少女の髪をやさしく揺らす)
ナレーション
「名を呼ぶ声があるかぎり、神はそこに在り続ける。
祀られ方がどうであれ――“祈り”は、神をつなぐものだから」
【エンディング寸劇】
ニニギ「今回はなんか神話にしては珍しく話し合いで解決したぞ!? すげぇ!」
サクヤ「えらいえらい♡ でも……また“逢いたい”って祈ってくれる人がいたら、時空は歪めるからね?」
イワナガ「待て、それは問題だ。そろそろ本編に出るべきでは?」
ニニギ「なぁ!? だから出てないのになんでここに居るのこの二人はあああ!!」
神馬「フゴ……(そろそろ終章かな)」
つづく!
終章「祈りを繋ぐもの(神と人の約束)」
――神が人を選ぶのではない。
人が名を呼ぶとき、神はそこに現れる。
【あらすじナレーション】
ナレーション(ややセンチメンタル系)
「長き旅路の果てに、ニニギが気づいたもの――それは、神である前に、“誰かの祈りの応え”であるということだった」
ニニギ「……え、シリアス入ってる? 最終話だからって!? ……いやまぁ、うん……ちょっとだけ、なら……」
【神々、去るものと残るもの】
神々(オールスター勢ぞろい)
「我らは、“名を呼ばれし時”に応じる神。祀られねば消えるのではない。だが、忘れられれば遠くなる」
オモイカネ「ニニギよ、おまえの役目は、天と地を繋ぐこと。だがそれは、“天津神の支配”ではない。“共に在る”ことだ」
ニニギ「……思い出したよ。俺、神として何かを教えるより、
“誰かの隣に立ちたい”って思ってたんだ」
【サクヤとイワナガの祈り】
サクヤ「私は“儚さ”の象徴として、この世に降りた。
でもね、儚いからこそ、出会いも別れも、美しいんだと思うの」
イワナガ「そして私は“永遠”を示すために在る。
変わらぬものがあるから、変わるものに意味が生まれる」
ニニギ「二人とも……なんでこんな本編に出てないのに重要な役割背負ってんの?」
サクヤ「だって……“逢いたかった”から♡」
イワナガ「……面白……いや、“意味深”だから」
ニニギ「今、“面白そう”って言いかけたよね!? 完全に!?」
【人々の祈り】
(民の暮らしの中に、ささやかな祠。名もなき神々の像。風に揺れる紙垂)
子供「このかみさま、なまえないけど、いつもまもってくれてるんだよ!」
母「そうね……祈る気持ちが、神さまになるのよ」
ナレーション
「誰かを想い、願い、祈る。
それが“名”となり、“神”となる――
だから、神と人の関係は、つねに“約束”だったのだ」
【ニニギ、地に根をおろす】
ニニギ(青空の下で畑を耕しながら)
「……神って、なんかこう……ご利益とか格式とかより、
“おまえのおかげで明日も頑張れるわ”くらいが、ちょうどいいよな」
神馬「フゴッ(わかる)」
(背後から、祠の前で祈る人々の声が聞こえる)
「ニニギさま、今年も豊作を……」
「家族が無事に過ごせますように……」
ニニギ(照れくさそうに)
「……お、おう。まかせろよ、神だしな……!」
【最後のナレーション】
ナレーション
「神は祈られたとき、そこに現れる。
そして祈りが、誰かと誰かを繋ぐのなら――
それはもう、神である前に、“約束の証”なのだろう」
タイトルロゴ:
『神と人の祈り草』ギャグパロディ版 完
(小さく:そして本編へと続く)
【エンディングあとがき的小話】
ニニギ「……終わったぁぁぁ!? 最後ちょっといい話風に締めてきたぞ!?」
サクヤ「えへへ、ギャグだけじゃ終われないもん♪」
イワナガ「ところで、本編出てない問題、どう落とし前を……」
ニニギ「だからそれな!? そろそろ本編に正式出演頼むからな!?」
神馬「フゴ……(つぎは、まじめな方で)」




