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祈りを繋ぐもの  作者: 和穂ゆう
17/41

息抜き回)ナチュラル雷神★ナルカミ様

自然現象という存在(カミ)のセルフパロディです。

息抜きにドゾ。

第1話:「祭りたかっただけなのに、なぜこうなった…」



【ナレーション】


この物語は、ちょっとぬけてる雷の精靈と、まじめなのに常にごたごたに絡んでしまう神・ニニギの、つっこみとボケで送る、シリアスみんなも原作感もそのままのハートフルコメディ。



---


Scene.1 新しい祭りの日


【ニニギ】 「さあ、新しい宮も立ったことだし、みんなで祭りを始めよう。これはみんなの力の結晶だ」


【民】 「わーい!」


【ニニギ】 「よーし、じゃあ祭りを賑やかに盛り上げよっか。どんな方法がいいかなぁ?皆の中で提案ある人ーー?」


【ナルカミ】 (ボソボソ)「あの…えっと…こう…雷は豪快に祝えますよ…」


【ニニギ】 「ほほう。どんな感じになるの?」


【ナルカミ】 (雷モードON)「雷のセレモニーだ!おらぁ!血が騒ぐぜ!爆発!(バーン!!)」


【ニニギ】 「爆発してどうするんだーーー!!」


【民】 「爆発オチなんて最低〜〜〜」



---


Scene.2 天界からのつっこみ


【天照大御神】(ぶちギレ女帝モード) 「ニニギの宮をぶっ壊したそうだなワレェ…!」


【ナルカミ】 (ボソボソ)「すみません…ごめんなさい…でも…祝いたかったんですぅ…」


【天照】 (ぶちギレ女帝モード) 「祝ってると言うよりは!呪ってるだろうが!一部粉砕してるんだよおぉぉぉ!」


【ニニギ】 (ギャグ回の度におれの平和な日々が、フォローすることに消えていく…)


【天照】 (ぶちギレ女帝モード) 「反省のため、暫く祭祀断絶じゃぁぁぁ!」


【ナルカミ】 (涙目)「ふぇぇぇ…ごめんなさいぃぃぃ。」


【ニニギ】 (そろそろフォローしますか)「"御姉様"お待ちください。」


【天照】「ハッ!(我に帰り、孫ラブモードON) ニニギ?大丈夫だった?貴方や民達に怪我は無かった?」


【ニニギ】(ニッコリ)「はい。私も民も怪我はありません。」


【天照】(孫ラブモード中)「良かった。貴方達に何かあったら、また岩戸に閉じ籠っちゃうわ。」


【ニニギ】(ニコニコ)「私たちの為にそこまで心を砕いて下さりありがとうございます。」


【ニニギ】(若干、目を落とし)「今回の件は、私の言い出したことが原因でもあるのです。」


【ニニギ】(目尻に涙を浮かべて)「私が祭りを賑やかにする方法を尋ねた所、ナルカミが雷を打てば賑やかになると提案してくれて、それに私が乗ってしまったから起ってしまったことなのです。ナルカミは善意でやったことなのです。」


【ナルカミ】 「ニニギさま…。」


【天照】(孫ラブモード中)「そうだったのね…。」


【ニニギ】(若干オーバーリアクションに)「ですので゛祭祀断絶゛はさすがに重いかと。私の軽率な判断もナルカミの判断の助長となったことを考慮し、功罪併せて゛降格゛処分ででよろしいのでは無いでしょうか?」


【天照】(孫ラブモード中)「流石は私の孫ね。適切な裁量では無いかしら?分かりました。そなたの判断を尊重します。」


【ニニギ】(ヨッシャ!(内心ガッツポ))「では、今後の些事はお任せを。」


【天照】(女神モードON)「ええ。これからも頑張るのですよ。」


___天照が天に上っていく___


【ニニギ】「ふぅ…。(振り返り)では、ナルカミよ。」


【ナルカミ】(鼻水まみれで)「ヴぁぁぁん!ニニギざまぁ!ありがどうございまずぅぅぅ…。」


【ニニギ】 「うわぁ…。(ドン引き)今、台詞の間に「ざまぁ」って入ったよねぇ!まぁ、判ってないだろうけど。」


【ナルカミ】「私っひっく、ご恩にっ報いるっためにぃぃぃ…」


【ニニギ】(苦笑い)「うん。」


【ナルカミ】「全力でバリバリがんばりますぅぅぅ!(帯電)」


【ニニギ】「え…帯電?」


【ナルカミ】(雷モードON)「バリバリだぜぇぇぇ!」


【ニニギ】(ため息)「その雷モードなんとかなら無い?」


【ミヤビ】「ニニギ様の周りの神様って濃いですよね~。(煎餅バリバリ)」


【ニニギ】「君もね?」


---


Scene.3 称号の名は“ヲマサキミ”


【ニニギ】「このままじゃあナルカミはまた気負い(帯電)すぎて暴走(雷モードON)してしまう気がする…。どうすれば…。」


【サルタヒコ】(ひょっこり)「呼んだ?」


【ニニギ】(もう慣れてきた)「呼んでない。てか何処から湧いた。」


【サルタヒコ】「我が君が悩んでいる姿を拝見し、この!「導きの神 兼 神プロデューサー」が!力になれるかと!」


【ニニギ】「その肩書き気に入ってるよね?」


【サルタヒコ】「プレゼンしてもいいですか?」


【ニニギ】「まあ、いい案も浮かばないし。教えてくれるかな?」


【サルタヒコ】(メガネクイッ)「承知しました。では、プロジェクターをご覧ください。」


【ニニギ】「いつの間に小道具を…。」


【サルタヒコ】(メガネクイッ)「導きのプロ(以下略)には必須です。さて、我が君は、ナルカミの雷モードを抑えさせたいとのこと。」


【ニニギ】「そうなんだよ…。どうすれば…。」


【サルタヒコ】(メガネクイッ)「新人の意欲の空回り…そして暴走…ビジネスシーンでのあるあるですな。」


【ニニギ】「いつの間にか会社の新人育成の話に…。」


【サルタヒコ】(メガネクイッ)「お任せ下さい。私の導きプランをもってすれば、ナルカミを立派なビジネスマンに…。」


【ニニギ】「時代も何もかも違うわ。」


【サルタヒコ】「冗談です。」


【ニニギ】「何処からぁぁぁ?この人全然導いてないよぉぉぉ。」


【サルタヒコ】「私は喉から。」


【ニニギ】「じゃねぇよ!誰かこの人に頭の薬処方してぇぇぇ。」


【サルタヒコ】(真顔に戻る)「まあ、ナルカミは「やる気」と「興味」は誰より持っているのだから、自分を十分発揮できる環境を我々が用意する事と、やる気はそのままに、舵をしっかり握って導いてやることが肝要かと。そういった環境に身を置きつつ自覚も促せば、あの過剰なやる気は制御出来るようになると私は思いますよ。」


【ニニギ】「いきなり真面目になるな。温度差すごいわ。で、要するに?」


【サルタヒコ】「ヲマサキミ(方角を守る精霊たちの筆頭)にしましょう。」


【ニニギ】「え…?そんなことしたら、やる気爆発して雷モードONになるんじゃ…?」


【サルタヒコ】「では、ナルカミの有り余るやる気は無くせと?」


【サルタヒコ】「ナルカミはあのモードを制御できれば、これ以上無いくらいの物事の起爆剤となります。」


【サルタヒコ】「役職をもってニニギ様の身近に置き、近くで見てやれば制御は身に付きますよ。」


【サルタヒコ】「後はニニギ様のフォロー次第ですよ。」


【ニニギ】(ジト目)「……俺に丸投げしてないか?」


【サルタヒコ】「いえいえ。君の実力を信じているだけですよ。」


【ニニギ】「………。分かった。やってみよう。ナルカミをここへ。」


【サルタヒコ】「はっ。」


_____しばらくして_____


【ナルカミ】(オドオド)「ニニギさま。何のご用でしょうか?」


【ニニギ】「うん、前の事件の時、キミは真っ先にお祝いの提案をしてくれたね?」


【ナルカミ】「はい……でも、暴走してしまいました……。」


【ニニギ】「今キミはちゃんとその事を心から反省し、次からは上手くやろうとしている。違うかい?」


【ナルカミ】「はい……それは間違いないです。」


【ニニギ】「では、その目標を持ち、前に進もうとしているキミに我々からも激励を送ろう。」


【ニニギ】「ナルカミよ、お前には“ヲマサキミ”の称号を授ける」


【ナルカミ】「えっ……ヲマサキミ……?ボクが?」


【ニニギ】「これから、努力をもって自らの力を制御し、称号にふさわしい神になって見せよ。」


【ナルカミ】(涙ぶわわっ)「ニニギざまぁ!がんばりまずぅぅぅ。」(帯電)


【ニニギ】 「うん。また、台詞の間に「ざまぁ」って入ったよねぇ…ん?帯電?」


(変身)


【ナルカミ】「⚡「ヲマサキミ」ナルカミ、参上ッ!!(バーン!!)」


【ニニギ】 「それを制御するんだよぉぉぉ!!」


---


第2話:「お手伝いしたかっただけなのに、なぜこうなった…Part2」


---


Scene.4 農業のお手伝い(?)


【ナルカミ】「ニニギ様〜♪ ヲマサキミとして頑張ってますよ〜♪」


【ニニギ】「うん、それは良いんだけど…(遠い目)」


【ナルカミ】「あ!そうだ!人間が畑に糞尿を撒いているのを見ました!」


【ニニギ】「え?まあ、肥料だからね…」


【ナルカミ】「私も田畑のお手伝いができます!雷には窒素を作る効果が…」


【ニニギ】「あ、それは確かにあるけど…」


【ナルカミ】(雷モードON)「よーし!お手伝いするぜぇぇぇ!」


【ニニギ】「ちょっと待て〜〜〜!」


**ドカーーーン!!**


【民A】「うわぁぁぁ!また雷だぁぁぁ!」


【民B】「今度は田畑が狙われてる〜!」


【民C】「作物が全部燃えちゃう〜!」


【ナルカミ】(しょぼーん)「あれ…?お手伝いのつもりだったのに…」


【ニニギ】(頭を抱える)「だから事前に相談してって言ったじゃないか〜〜〜」


---


Scene.5 シフト制の提案


【ニニギ】「ナルカミ、君の気持ちは分かるよ。でも、やり方を考えよう」


【ナルカミ】「はい…ごめんなさい…」


【ニニギ】「よし!シフト制にしよう!」


【ナルカミ】「シフト?」


【ニニギ】「そう!民が働く時間は君は休憩、民が休む時間に君が雷で肥料作り!完璧だ!」


【ナルカミ】(目キラキラ)「すごいです〜!ニニギ様って天才〜♪」


【サルタヒコ】(またひょっこり)「それって要するにフレックスタイム制ですね」


【ニニギ】「また出たーー!どこから湧くの君は!」


【サルタヒコ】(メガネクイッ)「現代の働き方改革の先取りです」


【ナルカミ】「働き方改革?」


【サルタヒコ】「神様もワークライフバランスが大切な時代ですから」


【ニニギ】「時代考証が滅茶苦茶だよ〜〜〜」


---


Scene.6 初回シフト勤務


【ナルカミ】「今日は夜勤ですね♪ 張り切って雷を落とします!」


【ニニギ】「うん、でも静かに頼むよ…民が寝てるから…」


【ナルカミ】「了解です〜♪」


**夜中**


【ナルカミ】(小声のつもり)「静か〜に雷を〜♪ しーーーずかーーーに〜♪」


**ピカッ! ゴロゴロゴロ…**


【民A】(寝ぼけ声)「んー?雷?」


【民B】「でも変だな…いつもより音が小さい?」


【民C】「なんか…優しい雷?」


【ナルカミ】(ドヤ顔)「どうです?静かでしょう?」


【ニニギ】「いや、雷の時点で静かじゃないから〜〜〜」


---


Scene.7 予想外の大成功


**翌朝**


【民A】「あれ?畑の様子が…」


【民B】「作物がすごく元気になってる!」


【民C】「昨夜の雷のおかげかな?」


【ニニギ】「あ、本当だ…すごく豊作になりそう…」


【ナルカミ】(しっぽ振り振り)「お役に立てました〜♪」


【ニニギ】「(小声)しっぽ無いでしょ君は…でもよくやった」


【民たち】「ナルカミ様〜!ありがとうございます〜!」


【ナルカミ】(雷モードON)「みんなが喜んでる〜!嬉しいぜぇぇぇ!」


**ピカピカピカ〜〜〜!**


【ニニギ】「喜びの表現も雷かよ〜〜〜」


---


Scene.8 天照大御神の再評価


【天照大御神】(天から降臨)「ニニギ〜♪ 様子を見に来たわ〜」


【ニニギ】「御祖母様!」


【天照】「この豊作ぶり…見事ね〜 どうやったの?」


【ニニギ】「ナルカミとシフト制で協力してまして…」


【天照】「シフト制?」


【ナルカミ】(緊張して小声)「あの…ごめんなさい…でも頑張ってます…」


【天照】(にっこり)「あら〜 ナルカミちゃん、とってもお利口さんになったのね〜♪」


【ナルカミ】「え?ちゃん?」


【天照】(孫ラブモード全開)「ニニギがちゃんと教育してるのね〜 偉いわ〜♪」


【ニニギ】(汗)「いえいえ…ナルカミが頑張ってくれてるだけで…」


【天照】「そうそう!ニニギには特別な称号をあげましょう〜♪」


【ニニギ】「え?」


【天照】「『ワケイカツチノカミ』よ〜♪ 雷を上手に使って土地を活かした神様〜♪」


【ナルカミ】「すご〜い!ニニギ様が昇進です〜♪」


【ニニギ】「昇進て…まあ、ありがたく…」


【天照】「これからも仲良くね〜♪」(天に帰っていく)


---


Scene.9 新たな称号と新たな問題


【ナルカミ】「ワケイカツチノカミ様〜♪ かっこいい〜♪」


【ニニギ】「うーん…なんか責任重大だな…」


【サルタヒコ】(またひょっこり)「昇進おめでとうございます〜」


【ニニギ】「なんで君がお祝いしてるの〜〜〜」


【サルタヒコ】「お祝いパーティーしましょう!」


【ナルカミ】(雷モードON)「パーティー!盛り上げるぜぇぇぇ!」


【ニニギ】「あ〜〜〜また雷モード〜〜〜」


**ドカドカドカーーーン!**


【民たち】「わ〜〜〜!またお祭りだ〜〜〜!」


【ニニギ】「みんな慣れちゃってる…これでいいのかな…」


---


おわれ

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