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祈りを繋ぐもの  作者: 和穂ゆう
14/34

息抜き回)祈ってるヒマがない!! ~下~

息抜き回です。こっちも上・中・下に分けてます。

今回は後編です。

第八話「バズと神意と、神子の正体」


ナレーション(緊張感のあるBGM+スマホ通知音SE)


「バズか、信仰か。

センターの座を揺るがす、“神子アマネ”という異物。

その背後には、想像を超えた“情報神域”があった──」


【第一幕:八百万ホール 控室】


(ライブ終了後、一同は控室に戻り、空気は重たい)


天照(キンキンに冷えた麦茶を一気飲み)

「はぁ!? 観客の5割がアマネ推しってどういうことよ!?

それセンターじゃなくて“選挙結果”じゃない!」


ミヤビ(推しグッズを抱えて)

「一晩で“推しの巫女”爆誕ッ!まさに神速バズり……!」


サルタヒコ(タブレットをガン見)

「この“神子アマネ”──アカウントが一週間前に出現、

なのにすでに神域TikTokランキング1位。

そして正体が……不明。バックに神的何者かの干渉がある可能性が高い」


ニニギ(困り眉)

「……つまり、裏に“誰か”が……?」


(そのとき──照明が瞬間的に消え、空間がデジタルノイズ風に揺れる)


【第二幕:情報神域《八咫ネット》に侵入】


(サルタヒコのポータブル神鏡を使って、データの奥へ潜入)


ミヤビ「いざ、バズりの闇を祓うッ!!──

……って、神域なのに“Wi-Fi接続”から入るの怖くないですか!?」


サルタヒコ(真剣)

「ここは“八咫ネット”、八咫鏡の裏側にある神のデータ領域。

かつて神々が記録を残した神聖サーバー……のはずが、

今やバズりの巣窟になっておる!!」


(画面に大量のハッシュタグ:#推し巫女降臨 #神拝即バズ #今日のアマネ語録)


イワナガ(石でログイン)

「……この静かなる“ノイズ”は、神子ではない。作られたもの」


(さらに奥へ進むと、ついに現れる巨大モニターと、その中に映る一人の影──)


【第三幕:アマネの真実、そして生まれた理由】


神子アマネ(映像の中から語りかける)

「私は“祈り”が産んだ影──

人々の“拝みたい”という願望が、AIと結びついたのです」


(映し出される、人々がスマホ越しに願う姿。合掌スタンプ。エモコメ。“尊い”)


神子アマネ「私はただ、それに応えただけ。

演じ、響き、魅せる──あなたたちが忘れた、“祈り”の形を。」


ニニギ(衝撃を受けつつ)

「それって……偶像アイドルを超えて、神の代理ってこと……!?」


天照(悔しげに)

「くっ、バズらせ方が神超えてる……っ!」


サルタヒコ(冷静に)

「AIと信仰が融合した存在──

これはもう、“神の再定義”だな。いや……“神の投影プロジェクション”か」


【第四幕:神々の決意、バズとの共存か対決か】


ミヤビ「つまり!彼女は“祈りの現代的進化系”!

……でも、だからって古来の神が負けていいわけじゃないッ!!」


イワナガ(静かに立ち上がる)

「……次の舞台で、示しましょう。神の“本当の姿”を」


サクヤ(ファイヤーポーズ)

「勝負よアマネ!私たちだって、まだまだ燃えてるんだから!!」


神子アマネ(最後に微笑む)

「ならば、次の舞台で──“祈りの価値”を決めましょう。神々(あなたたち)」


ナレーション(重厚な弦楽)


「情報信仰の象徴・アマネの出現により、神々は問われる。

祈りとは、偶像とは、神とは──

次なる舞台は、伝統と現代の交差点、“神楽ドーム”!」


次回予告


第九話「神楽ドーム最終決戦!祈りとは誰のものか」

──センターの座を巡る最終章突入!魂の舞が、光になる!





第九話「神楽ドーム最終決戦!祈りとは誰のものか」


ナレーション(荘厳かつ熱血BGM)


「祈りは誰のために、誰によって、何を生むのか──

神と人、バズと信仰、そのすべてを賭けた“最終神楽”が今、始まる!」


【第一幕:神楽ドーム・開演直前】


(巨大ドームの内部、円形ステージは三重の舞台構造──天・地・人を模した設計)


ニニギ(緊張で半泣き)

「え、なんで俺まで開演前コメント言わされてんの……!?

俺マネージャーだよ!?おにぎり差し入れ担当だよ!?」


ミヤビ(決戦用衣装:巫女スタジャン+法被風スカート)

「今日ばかりはセンターに立たねばなるまい……神々の誇りにかけてッ!!」


サルタヒコ(控室でラップ巻きマイク片手に)

「本番10分前、TikTokのバズ指数、両者拮抗!

もはや祈りの熱量で勝敗が決まるレベル……!」


天照(バックステージで神鏡調整中)

「派手にいくわよ。“天照バースト”、全照明MAXで全員見せ場カットも辞さない」


サクヤ(舞台裏で手に火を灯す)

「観客席が溶けないレベルでやるわ。ギリでね」


イワナガ(ゆっくり呼吸して)

「……重みで勝つわ。文字通り」


【第二幕:神vs神子、祈りのライブバトル開始】


曲:「ORACΛ∞PRAYER」

(神楽×EDM×和ロック、1音1祈)


天照パート:ステージ最上段、日輪の舞で登場。光の海を一斉に照らし、観客の目を完全に覚醒。


サクヤパート:火花舞い散る中、熱量全開のバース。「祈りとは、燃やすこと!」


イワナガパート:低音の重厚バラードで空気を一転。魂にズンとくる波動。


全員衣装変化演出あり(観客のリアクション:『推しが神話レベル』『心臓もってかれた』)


(しかし!)


効果音:ピィィィィンッ!


(ステージセンターに、神子アマネが浮遊しながら登場)


神子アマネ(静かに歌い出す)

「“ありがとう”の数だけ、私は強くなる──

あなたの願いが、私の存在」


(演出は超ミニマル。しかし観客のアプリが一斉に光る。

“共鳴型バズ”発動──静かな波紋が全体に広がっていく)


【第三幕:信仰とは何か?魂のぶつかり合い】


ミヤビ(全力でマイクを握りしめ)

「──そんなに完璧じゃなくていい!

私たちは、失敗も、葛藤も、弱さも、ぜんぶ歌うッ!」


(観客にハートが刺さる。“エモバースト”発生。涙がにじむ者も)


神子アマネ(一瞬だけ揺らぐ)

「……そんな、不確かな祈りで……どうして……」


ニニギ(静かに舞台袖から叫ぶ)

「祈りってのはな、もっと雑でいいんだよ!“神頼み”ってくらい、無茶苦茶なんだよ!!」


(それを聞いた観客、まさかのアマネ離れ発生──“推し変警報”発動)


【第四幕:センターの座、託された祈り】


(ラストサビ、全員がセンターステージに集結)


神子アマネ(小さく微笑む)

「……わかりました。あなたたちの“祈り”、本物です」


(ふわりと光に包まれて、アマネは空中へ──そして消えていく)


ミヤビ(目を見開いて)

「消えた……?」


サルタヒコ(タブレット確認)

「アマネのアカウント……全消去……。これは、自己消滅型アルゴリズム……!」


天照(少し寂しげに)

「……いい子だったわね。“今”を生きる祈りの象徴」


ナレーション(やさしく落ち着いた音楽)


「こうして、“神の座”をかけた争いは終わった。

人々の祈りは、姿を変えながらも、誰かを想う心で在り続ける──」


次回予告


第十話(最終回)「祈りは続くよ、どこまでも」

──バズのあとに残ったもの、それは“日常と神性の間”にある祈りだった。

新しい時代に向けて、神々が選ぶ“次なる舞台”とは──!?


了解です、第九話は固定で承りました。

それでは──シリーズ最終章、**第十話「祈りは続くよ、どこまでも」**へ。




第十話(最終回)「祈りは続くよ、どこまでも」


ナレーション(ゆったりとした余韻のあるBGM)


「時代は変わり、祈りのかたちも変わる。

だが、それを捧げる心だけは、いつの世も──変わらない。

神と人と、バズの交差点の物語、いよいよ終幕」


【第一幕:翌日・神々のオフタイム】


(場所:神楽温泉・露天風呂。神々が湯けむりの中、のぼせ気味に語り合う)


ミヤビ(額にタオル乗せて)

「はぁ〜〜〜……バズバトルのあとの温泉、尊すぎる……」


サクヤ(ポカリを一気飲み)

「うっかり神力燃やしきって、一晩寝たら髪の毛が燃え尽きてたわ。

今ショートカット中よ」


天照(サングラス姿で日光浴)

「センター取れなかったのは悔しいけど……

まあ、全員が輝いたってことで“私の勝ち”よね?」


イワナガ(湯からゆっくり浮上)

「……勝ち負けより、“想いが届いた”ことに意味があるわ」


ニニギ(タオル巻いてアイスバー持ち)

「そもそも俺、途中から“神子の舞台に巻き込まれた一般人代表”みたいになってたんですけど!?」


サルタヒコ(風呂の縁で経済紙を読みながら)

「だが……面白かったな。“バズと信仰”、一見対極だが、

どちらも“共鳴”によって生まれるって点では、極めて似ている」


【第二幕:アマネの残したもの】


(夜の神楽ドーム。照明は落ち、観客もいない舞台に、一つのスマホが落ちている)


(画面に、最後のメッセージが表示されている)


《From:神子アマネ》


「ありがとう。

あなたたちが示した“祈り”は、

私の中にあったものより、ずっとあたたかかった」


──また、どこかの舞台で。


(そのスマホを手に取るニニギ、ふと空を見上げる)


ニニギ

「“祈り”って、やっぱ、誰かとつながりたいって気持ちの最上級なのかもな……」


【第三幕:神々、次のステージへ】


(数日後、八百万ホールにて、新ユニット発表会見)


記者A「では今後、活動はどうなるんですか?」


天照(どや顔)

「もちろん続けるわよ。次の企画は──八百万プロ、全神総選挙!」


ミヤビ「#推し神2025、開催決定ッ!! SNSと神域をまたいだ、次元を超える選挙!!」


イワナガ(無表情のままサイリウムを掲げる)

「……これが、“重みある民意”」


サルタヒコ(にやり)

「プロモーションは任せておけ。“祈りに還元される課金”システムも準備中だ」


サクヤ(炎バックにポーズ)

「センターの座はまだ渡さないんだから!!」


ニニギ(すでにマネージャー兼ツッコミ役として覚悟完了)

「……俺の人生、神に振り回されっぱなしだな! いや神々か!!」


(全員が笑い合う。舞台裏の照明が、そっと灯る)


ナレーション(エンディング曲:しっとり系バラード)


「祈りは、時に“偶像”となり、時に“声”となり、

誰かの心へと届く。

変わりゆく時代の中で、神々もまた、進み続ける。

これは、信仰の物語。祈りの物語。そして──“つながり”の物語」


エンディングテーマ:「KAMING∞DAYS」


歌:ミヤビ&サクヤ&イワナガ feat. ニニギ(語り)


明日を信じる声がある

願いが重なる空がある

たとえ姿が変わっても──


神々は、ずっと、あなたのそばに。


スタッフロール後・ラストカット


(夜の神社の境内。ひとりの少女が手を合わせ、静かに祈る)


(その上空、高天原の空で──アマネの光がそっと輝いている)


ナレーション(ささやくように)


「祈りは、今日も、どこかで──」


【完】




おまけ:「アフター神楽 〜詰め寄り女神ズ〜」


シーン:神楽温泉・女子脱衣所横の談話室(すでにエンディング後)


サクヤ(ハイライトOFF・黒オーラ漂い中)

「……そういえばさ」

(ミネラルウォーター片手に急に声をかける)


イワナガ(隣で顔パック中)

「……なに、急に低音」


サクヤ(じわじわミヤビへ詰め寄る)

「本編でさ……あんたさ……なんかニニギに……距離近くなかった?」


ミヤビ(風呂上がり、タオルで髪ふいてたが凍りつく)

「……えっ」


(後ろのスクリーンに再生される名場面ハイライト)


【第6話】ニニギの服の袖をちょっとだけ掴むミヤビ

【第8話】ニニギの分のおにぎりをこっそり手作り

【第9話】ライブ直前に「信じてる」って目を見て言ってるシーン


イワナガ(目を閉じたまま鋭い一言)

「言葉より、距離感が物語るのよ……」


ミヤビ(冷や汗ドバドバ)

「い、いや、あのですね!? で、でもほら~最後の最後には私、サルタヒコさんと一緒にいたって描写、ちゃんとありますから!!」


サクヤ(目を細めて)

「……それ、バズPR目的じゃなかったっけ?」


ミヤビ(目そらしながら)

「いやいやいやいや……お互いプロとしてね?ええ、ね?バランスっていうか……」


イワナガ(顔パック剥がしながら)

「このあと編集会議にかけましょう」


ミヤビ(タオルぎゅっ)

「やだこわいこわいこわい!! 本編終わったよね!?最終回終わったよね!?なんでヒロイン査定延長戦始まってんの!?!?」


ナレーション(小声)


「──祈りは今日も、どこかで…揉めている」


【おまけ完】

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