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祈りを繋ぐもの  作者: 和穂ゆう
13/38

息抜き回)祈ってるヒマがない!! ~中~

息抜き回です。こっちも上・中・下に分けてます。

今回は中編です。

第五話「桜島からの刺客!ラブすぎる妹がやって来た」


ナレーション(ホラー調+情熱系BGM)


「センターをめぐる家族抗争はなおも激化──

そこに現れしは、桜島より燃え上がる愛の権化!

妹よ、狂っているのはお前の愛か、それともこの物語か……ッ!」


【第一幕:高千穂・特設ステージ跡地】


(戦い終わり、ステージは半壊。観客は三割寝てる)


ニニギ(ボロボロの衣装で膝をつく)

「さすがに……今回はもう無理……推され疲れた……もう稲作で生きてく……」


ミヤビ(顔だけ泥だらけ)

「センター争いというより泥仕合でしたな……」


サルタヒコ(巻物スマホをスクロール)

「#センター地獄」「#義祖母vsエターナル姉」が炎上中。

地上のリアルタイムトレンドも“地獄の義実家”が1位だ」


(ゴゴゴゴ……と大地が揺れる)


ニニギ「え、今度は火山噴火!?やめて!高千穂焼き尽くさないで!!」


(ドーン!!)


(火柱が上がり、紅い桜島の影から登場する少女──サクヤ)


【第二幕:ラブブレイズの襲来】


効果音(アイドル風イントロ+和太鼓)

♪「S・A・K・U・Y・A〜♡ 燃え上がれ〜灼熱の恋心ぉ〜♡」


サクヤ(笑顔100%、目は完全にLOVE)

「ニニギ様ァアアアアァ!!会いたくて!桜島割って来ましたァア!!」


(背景:噴火した火口からハート型の煙)


ニニギ「いや何!?何割って!?そして誰だこの燃えてる妹!!?」


ミヤビ(天を仰ぐ)

「おわかりいただけただろうか……愛と炎の申し子……

サクヤヒメ、ついに登場ですな……」


サルタヒコ(表情筋一ミリも動かず)

「……高千穂の地価が爆下がりしている……」


サクヤ(走り寄ってニニギに抱きつこうとする)

「さあ、私と一緒に新ユニット“炎舞桜えんぶざくら”を結成して、

情熱センターの座を獲りましょう♡」


ニニギ(後ろに下がりつつ)

「いや待て!?勝手にユニット名決めんな!?てか溶岩垂れてるから距離とって!!」


【第三幕:姉・義祖母 vs 妹 〜センター戦、第三勢力乱入〜】


(後方に控えていた天照とイワナガが同時に目を見開く)


天照「出たわね……火山系暴走妹!!“ラブ圧”が強すぎて風評被害出るのよッ!!」


イワナガ「……あれが“桜島系女子”……情熱と爆発と一方通行の愛……危険すぎます……」


サクヤ(キラッ☆)

「お姉様♡ 義祖母様♡ ニニギ様の心を得るのは、

“過去の栄光”でも“無言の圧”でもないんですッ!!」


(背後で溶岩がハート型に固まり「SUKI♡」と浮かび上がる)


ミヤビ(思わず拍手)

「……すごいですなあ……これが“好きの火力”……」


ニニギ(地面にうずくまる)

「なんで俺、アイドルアニメみたいに三方向から好意の重圧受けてんの……胃に火山灰たまる……」


【第四幕:爆裂!愛のセンターライブバトル!】


サルタヒコ(完全に投げやり)

「えー、急遽ですが“三者合同センターバトル〜炎と光と岩の章〜”開催しまーす……」


(即興ステージ:背景が燃えてる)


【三位一体ステージ楽曲】

♪「押し返せ!センター・ドリームズ」

(全員センター狙い、まさかの全員メインボーカル)


天照:サングラス投げ捨て、太陽光フレアダンス


イワナガ:スローモーション岩エフェクト+情緒特化バラード


サクヤ:炎のハート乱舞&告白ラップ(※超高速)


観客(村民+神々)

「なにこれ怖いけど感動する!!!」


ニニギ(土の中に半分埋まってる)

「俺の平穏、誰か掘り出してぇぇえええ!!」


ナレーション(炎の余韻と共に)

「こうして、神のセンター戦争はさらなる混迷を極めた……

だが戦火の向こうに、また新たな光が──」


次回:第六話「恋と誓いと、おむすび神事!」

──ニニギの胃袋をつかめ!?神域での勝負は“炊き立て”だ!!



第六話「恋と誓いと、おむすび神事!」


ナレーション(朝ドラ風BGM+炊きたて効果音)


「神の血筋をめぐるセンター争いに、いま一粒の光が差す──

勝ち取るのは“顔”でも“舞”でもない。

……そう、“胃袋”だッ!!」


【第一幕:神域・おむすび神社 境内】


(高千穂バトル後、療養を兼ねて一同は山奥の神社へ)


ニニギ(顔色悪く布団に横たわる)

「……炭水化物が……食べたい……平和なごはんが恋しい……」


ミヤビ(炊飯土鍋を開けながら)

「よろしい、ならば神事しんじですな。胃を制す者が、心を制す──

本日開催、“おむすびセンター決定戦”ッ!!」


サルタヒコ(巻物をくるくる)

「地上の料理トレンドも踏まえて、審査基準は──

ビジュアル・香り・味・魂の叫び、の四項目です」


【第二幕:三者三様の炊き立てバトル】


実況:ミヤビ&サルタヒコ(交互に興奮)


エントリーNo.1:天照「ギラギラ☆太陽味噌むすび」


(米は“初穂”、味噌は“天照直伝”の超熟成赤味噌)


天照(指を鳴らして)

「照らしなさい、我が光よ──焼きおにぎり・焦がし太陽ヴァージョン!!」


(仕上げに反射板で直火調理、背景が太陽光で白飛び)


ミヤビ「なんか米粒が後光差してるぅぅ!!」


エントリーNo.2:イワナガ「静けさの塩むすび」


(無言で手を清め、無言で握る。海の塩と天然コシヒカリ)


イワナガ「ただ、握る──それだけが私の真実」


(おむすびの表面に微妙に“好き”って岩塩で書いてある)


サルタヒコ(一口食べて即泣き)

「……これは……推しが去ったあとの余韻……“静けさ系恋愛”だ……」


エントリーNo.3:サクヤ「火山爆発!ラブラブおにぎらず♡」


(米は赤飯、具は唐辛子入り激辛キムチチーズ)


サクヤ「“私の想い、包みきれないッ!”ってことで、むすびませんでした♡」


(おにぎらずからハート型の湯気が出てる)


ニニギ(口に入れた瞬間、むせる)

「辛ッ!?恋が物理的に攻めてくる!!」


サクヤ「だってニニギ様、私の熱、感じてほしいから♡♡♡」


【第三幕:審判は胃袋が下す】


(3つのおむすびを前に、ついにニニギが立ち上がる)


ニニギ(両手を合わせる)

「……どれも、すごく……美味しかった。だけど……」


(全員、固唾をのんで見守る)


ニニギ「今の俺が欲しいのは──

バズりじゃなく、映えじゃなく、

“ただ静かにほっとできる、白米”なんだ……」


(指差した先には──)


イワナガの塩むすび


(全員「えええええ!?」)


【第四幕:センター、いったん休戦?】


イワナガ(そっと差し出す新しい塩むすび)

「あなたの心を満たす味になれたなら、それでいい……」


サクヤ(驚きつつも微笑む)

「……じゃあ、今は一緒に……ニニギ様を支えよう、お姉様」


天照(ふんっとそっぽ向き)

「今回は“胃”の勝負だっただけよ!!次は“ファンミ”で決めるから!!」


サルタヒコ(巻物をたたんで)

「かくして、今宵のセンターは──胃袋が決めた、静寂の女神」


ミヤビ「いやぁ、胃袋って正直ですなあ……」


ナレーション(湯気と風鈴の音)


「こうして、神々のセンター戦争は小休止を迎えた──

だが、またもや次なる舞台が用意されていた。

“地上ライブ”、開幕ッ!!」


次回:第七話「地上ライブ開幕!そこに現るは謎の神子!?」

──混迷の推し戦争に、新キャラ到来!!




第七話「地上ライブ開幕!そこに現るは謎の神子!?」


ナレーション(ヒロアカ風OPナレーション+スモーク演出)


「時は満ちた──神々のセンター戦争、いざ地上へ!

だが、ライブ会場に響いたのは、想定外の“推し声”──

新たな波乱の神子しんし、ここに降臨!?」


【第一幕:地上・筑紫野シティ ライブ会場前】


(現代風にアップグレードされた会場「八百万やおよろずホール」前、神々が衣装チェンジ中)


ミヤビ(おにぎりマイクを持って)

「さぁ皆さま、いよいよセンター決戦・地上編ですな!!

この戦、“歌って踊って推されてナンボ”!!」


サルタヒコ(マーケティング資料を片手に)

「地上トレンドは“エモさ×祭り×パフォ映え”。

いわば『巫女×アイドル=神アイドル』の時代だな──儀式とエンタメの融合」


ニニギ(衣装:ジャージ+袴)

「やっぱ俺、稲作したい……ファンとの距離近すぎる……」


(会場の周りには村人・神々・謎の信者などファン大集合)


【第二幕:開演前トラブル!?謎の巫女、神子しんし登場】


効果音:風がビュオォと吹き、光が舞う中、謎の影がステージ上に立つ。


???「……ここは……神のステージではない。

真に“祈られる者”こそ、アイドル(偶像)にふさわしい──」


(現れたのは、謎の白装束×最新メカイヤリングを着けた美少女──名を神子アマネ)


サルタヒコ「おい待て、予定にないぞ!?誰だその情報漏洩系アイドル巫女は!!」


神子アマネ(冷静に)

「我は神々の影より生まれし“バズ巫女”──

祈りとアルゴリズムでセンターを制す者」


ミヤビ「なんかすごい痛キャラ来たあああああ!!」


【第三幕:ライブステージ乱入!即興バトル!?】


(照明が落ち、音楽が鳴る)


ステージ曲:「Kami☆Kami☆Kawaii!!」(和風電波系EDM)


天照・サクヤ・イワナガ:

各々ソロパートでステージ開始!


天照:太陽エフェクト+全観客スマホ自動照明ONマジでまぶしい


サクヤ:火山ダンス+リアル火の輪くぐり


イワナガ:静寂バラード中に石灯籠がステージにせり上がる(重厚)


神子アマネ:突然乱入してセンター奪取!


(動きは完全にリズムゲーム調。音ハメ完璧。観客の目が「ピッ」って光る)


観客(一斉にアプリでポチッ)

「投票……神子アマネ様に“推し印”送信ッ!!」


ニニギ「なんか投票が……AIと連動してる!?そんなハイテク信仰あるかッ!!」


ミヤビ(分析しながら)

「これはまさか……令和の祈り“推し活信仰”が具現化した存在──!!」


【第四幕:揺れるセンター、そして次なる宣戦布告】


天照(怒りに震え)

「あなた、センター争いをリアル課金で殴ってくるタイプ!?神の誇りどこいったの!!」


神子アマネ(無表情)

「あなたたちには“時代”がない──私は、バズる。バズりこそ、神性」


サルタヒコ(冷や汗)

「分析の結果、アマネの人気は“共感型デジタル信仰”。

SNSフォロワーがすでに……百八万……」


(神々、一同青ざめる)


ニニギ(ガクブル)

「これは……ガチでセンターの座、乗っ取られる流れでは……?」


ナレーション(ダークオーケストラ調)


「新たな刺客、神子アマネ──

神の物語は“データ”と“祈り”の狭間へと突入する……!」


次回予告


第八話「バズと神意と、神子の正体」

──センター戦争、情報戦へ突入!?アマネの正体は神か、陰謀か──!

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