息抜き回)祈ってるヒマがない!! ~中~
息抜き回です。こっちも上・中・下に分けてます。
今回は中編です。
第五話「桜島からの刺客!ラブすぎる妹がやって来た」
ナレーション(ホラー調+情熱系BGM)
「センターをめぐる家族抗争はなおも激化──
そこに現れしは、桜島より燃え上がる愛の権化!
妹よ、狂っているのはお前の愛か、それともこの物語か……ッ!」
【第一幕:高千穂・特設ステージ跡地】
(戦い終わり、ステージは半壊。観客は三割寝てる)
ニニギ(ボロボロの衣装で膝をつく)
「さすがに……今回はもう無理……推され疲れた……もう稲作で生きてく……」
ミヤビ(顔だけ泥だらけ)
「センター争いというより泥仕合でしたな……」
サルタヒコ(巻物スマホをスクロール)
「#センター地獄」「#義祖母vsエターナル姉」が炎上中。
地上のリアルタイムトレンドも“地獄の義実家”が1位だ」
(ゴゴゴゴ……と大地が揺れる)
ニニギ「え、今度は火山噴火!?やめて!高千穂焼き尽くさないで!!」
(ドーン!!)
(火柱が上がり、紅い桜島の影から登場する少女──サクヤ)
【第二幕:ラブブレイズの襲来】
効果音(アイドル風イントロ+和太鼓)
♪「S・A・K・U・Y・A〜♡ 燃え上がれ〜灼熱の恋心ぉ〜♡」
サクヤ(笑顔100%、目は完全にLOVE)
「ニニギ様ァアアアアァ!!会いたくて!桜島割って来ましたァア!!」
(背景:噴火した火口からハート型の煙)
ニニギ「いや何!?何割って!?そして誰だこの燃えてる妹!!?」
ミヤビ(天を仰ぐ)
「おわかりいただけただろうか……愛と炎の申し子……
サクヤヒメ、ついに登場ですな……」
サルタヒコ(表情筋一ミリも動かず)
「……高千穂の地価が爆下がりしている……」
サクヤ(走り寄ってニニギに抱きつこうとする)
「さあ、私と一緒に新ユニット“炎舞桜”を結成して、
情熱センターの座を獲りましょう♡」
ニニギ(後ろに下がりつつ)
「いや待て!?勝手にユニット名決めんな!?てか溶岩垂れてるから距離とって!!」
【第三幕:姉・義祖母 vs 妹 〜センター戦、第三勢力乱入〜】
(後方に控えていた天照とイワナガが同時に目を見開く)
天照「出たわね……火山系暴走妹!!“ラブ圧”が強すぎて風評被害出るのよッ!!」
イワナガ「……あれが“桜島系女子”……情熱と爆発と一方通行の愛……危険すぎます……」
サクヤ(キラッ☆)
「お姉様♡ 義祖母様♡ ニニギ様の心を得るのは、
“過去の栄光”でも“無言の圧”でもないんですッ!!」
(背後で溶岩がハート型に固まり「SUKI♡」と浮かび上がる)
ミヤビ(思わず拍手)
「……すごいですなあ……これが“好きの火力”……」
ニニギ(地面にうずくまる)
「なんで俺、アイドルアニメみたいに三方向から好意の重圧受けてんの……胃に火山灰たまる……」
【第四幕:爆裂!愛のセンターライブバトル!】
サルタヒコ(完全に投げやり)
「えー、急遽ですが“三者合同センターバトル〜炎と光と岩の章〜”開催しまーす……」
(即興ステージ:背景が燃えてる)
【三位一体ステージ楽曲】
♪「押し返せ!センター・ドリームズ」
(全員センター狙い、まさかの全員メインボーカル)
天照:サングラス投げ捨て、太陽光フレアダンス
イワナガ:スローモーション岩エフェクト+情緒特化バラード
サクヤ:炎のハート乱舞&告白ラップ(※超高速)
観客(村民+神々)
「なにこれ怖いけど感動する!!!」
ニニギ(土の中に半分埋まってる)
「俺の平穏、誰か掘り出してぇぇえええ!!」
ナレーション(炎の余韻と共に)
「こうして、神のセンター戦争はさらなる混迷を極めた……
だが戦火の向こうに、また新たな光が──」
次回:第六話「恋と誓いと、おむすび神事!」
──ニニギの胃袋をつかめ!?神域での勝負は“炊き立て”だ!!
第六話「恋と誓いと、おむすび神事!」
ナレーション(朝ドラ風BGM+炊きたて効果音)
「神の血筋をめぐるセンター争いに、いま一粒の光が差す──
勝ち取るのは“顔”でも“舞”でもない。
……そう、“胃袋”だッ!!」
【第一幕:神域・おむすび神社 境内】
(高千穂バトル後、療養を兼ねて一同は山奥の神社へ)
ニニギ(顔色悪く布団に横たわる)
「……炭水化物が……食べたい……平和なごはんが恋しい……」
ミヤビ(炊飯土鍋を開けながら)
「よろしい、ならば神事ですな。胃を制す者が、心を制す──
本日開催、“おむすびセンター決定戦”ッ!!」
サルタヒコ(巻物をくるくる)
「地上の料理トレンドも踏まえて、審査基準は──
ビジュアル・香り・味・魂の叫び、の四項目です」
【第二幕:三者三様の炊き立てバトル】
実況:ミヤビ&サルタヒコ(交互に興奮)
エントリーNo.1:天照「ギラギラ☆太陽味噌むすび」
(米は“初穂”、味噌は“天照直伝”の超熟成赤味噌)
天照(指を鳴らして)
「照らしなさい、我が光よ──焼きおにぎり・焦がし太陽ヴァージョン!!」
(仕上げに反射板で直火調理、背景が太陽光で白飛び)
ミヤビ「なんか米粒が後光差してるぅぅ!!」
エントリーNo.2:イワナガ「静けさの塩むすび」
(無言で手を清め、無言で握る。海の塩と天然コシヒカリ)
イワナガ「ただ、握る──それだけが私の真実」
(おむすびの表面に微妙に“好き”って岩塩で書いてある)
サルタヒコ(一口食べて即泣き)
「……これは……推しが去ったあとの余韻……“静けさ系恋愛”だ……」
エントリーNo.3:サクヤ「火山爆発!ラブラブおにぎらず♡」
(米は赤飯、具は唐辛子入り激辛キムチチーズ)
サクヤ「“私の想い、包みきれないッ!”ってことで、むすびませんでした♡」
(おにぎらずからハート型の湯気が出てる)
ニニギ(口に入れた瞬間、むせる)
「辛ッ!?恋が物理的に攻めてくる!!」
サクヤ「だってニニギ様、私の熱、感じてほしいから♡♡♡」
【第三幕:審判は胃袋が下す】
(3つのおむすびを前に、ついにニニギが立ち上がる)
ニニギ(両手を合わせる)
「……どれも、すごく……美味しかった。だけど……」
(全員、固唾をのんで見守る)
ニニギ「今の俺が欲しいのは──
バズりじゃなく、映えじゃなく、
“ただ静かにほっとできる、白米”なんだ……」
(指差した先には──)
イワナガの塩むすび
(全員「えええええ!?」)
【第四幕:センター、いったん休戦?】
イワナガ(そっと差し出す新しい塩むすび)
「あなたの心を満たす味になれたなら、それでいい……」
サクヤ(驚きつつも微笑む)
「……じゃあ、今は一緒に……ニニギ様を支えよう、お姉様」
天照(ふんっとそっぽ向き)
「今回は“胃”の勝負だっただけよ!!次は“ファンミ”で決めるから!!」
サルタヒコ(巻物をたたんで)
「かくして、今宵のセンターは──胃袋が決めた、静寂の女神」
ミヤビ「いやぁ、胃袋って正直ですなあ……」
ナレーション(湯気と風鈴の音)
「こうして、神々のセンター戦争は小休止を迎えた──
だが、またもや次なる舞台が用意されていた。
“地上ライブ”、開幕ッ!!」
次回:第七話「地上ライブ開幕!そこに現るは謎の神子!?」
──混迷の推し戦争に、新キャラ到来!!
第七話「地上ライブ開幕!そこに現るは謎の神子!?」
ナレーション(ヒロアカ風OPナレーション+スモーク演出)
「時は満ちた──神々のセンター戦争、いざ地上へ!
だが、ライブ会場に響いたのは、想定外の“推し声”──
新たな波乱の神子、ここに降臨!?」
【第一幕:地上・筑紫野シティ ライブ会場前】
(現代風にアップグレードされた会場「八百万ホール」前、神々が衣装チェンジ中)
ミヤビ(おにぎりマイクを持って)
「さぁ皆さま、いよいよセンター決戦・地上編ですな!!
この戦、“歌って踊って推されてナンボ”!!」
サルタヒコ(マーケティング資料を片手に)
「地上トレンドは“エモさ×祭り×パフォ映え”。
いわば『巫女×アイドル=神アイドル』の時代だな──儀式とエンタメの融合」
ニニギ(衣装:ジャージ+袴)
「やっぱ俺、稲作したい……ファンとの距離近すぎる……」
(会場の周りには村人・神々・謎の信者などファン大集合)
【第二幕:開演前トラブル!?謎の巫女、神子登場】
効果音:風がビュオォと吹き、光が舞う中、謎の影がステージ上に立つ。
???「……ここは……神のステージではない。
真に“祈られる者”こそ、アイドル(偶像)にふさわしい──」
(現れたのは、謎の白装束×最新メカイヤリングを着けた美少女──名を神子アマネ)
サルタヒコ「おい待て、予定にないぞ!?誰だその情報漏洩系アイドル巫女は!!」
神子アマネ(冷静に)
「我は神々の影より生まれし“バズ巫女”──
祈りとアルゴリズムでセンターを制す者」
ミヤビ「なんかすごい痛キャラ来たあああああ!!」
【第三幕:ライブステージ乱入!即興バトル!?】
(照明が落ち、音楽が鳴る)
ステージ曲:「Kami☆Kami☆Kawaii!!」(和風電波系EDM)
天照・サクヤ・イワナガ:
各々ソロパートでステージ開始!
天照:太陽エフェクト+全観客スマホ自動照明ON
サクヤ:火山ダンス+リアル火の輪くぐり
イワナガ:静寂バラード中に石灯籠がステージにせり上がる(重厚)
神子アマネ:突然乱入してセンター奪取!
(動きは完全にリズムゲーム調。音ハメ完璧。観客の目が「ピッ」って光る)
観客(一斉にアプリでポチッ)
「投票……神子アマネ様に“推し印”送信ッ!!」
ニニギ「なんか投票が……AIと連動してる!?そんなハイテク信仰あるかッ!!」
ミヤビ(分析しながら)
「これはまさか……令和の祈り“推し活信仰”が具現化した存在──!!」
【第四幕:揺れるセンター、そして次なる宣戦布告】
天照(怒りに震え)
「あなた、センター争いをリアル課金で殴ってくるタイプ!?神の誇りどこいったの!!」
神子アマネ(無表情)
「あなたたちには“時代”がない──私は、バズる。バズりこそ、神性」
サルタヒコ(冷や汗)
「分析の結果、アマネの人気は“共感型デジタル信仰”。
SNSフォロワーがすでに……百八万……」
(神々、一同青ざめる)
ニニギ(ガクブル)
「これは……ガチでセンターの座、乗っ取られる流れでは……?」
ナレーション(ダークオーケストラ調)
「新たな刺客、神子アマネ──
神の物語は“データ”と“祈り”の狭間へと突入する……!」
次回予告
第八話「バズと神意と、神子の正体」
──センター戦争、情報戦へ突入!?アマネの正体は神か、陰謀か──!




