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武術覚書  作者: asada11112
81/187

081 A先輩の話ー3(短目)

世の中には少し不思議な話がある。


少し不思議な人間が居る。


例えば、

『ジャンケンが異様に強い人』

『華奢な腕で、何故か男に腕相撲で負けない女性』

『後ろからの攻撃を避ける武道の達人』

etc‥‥‥‥


人面犬や口裂け女などの都市伝説と違い、

確かに存在する。


そんな人と間接的に関わったA先輩の話。


A先輩の知り合いが、相談をしてきた。


その筋では有名な、

「腕相撲で男相手に負けたことがない華奢な女性」

そういうSF(少し不思議)な人に挑戦するのだと。


もちろん腕相撲で。


武術の技で良い方法はないかと相談に来た。

なんとかそのSF(少し不思議)な人に勝つ方法はないかと。


A先輩は、有る方法を提案した。

中国武術にて使われる『意』(イメージ)を使う方法。


腕相撲をするときに、

自分の腕を押して加勢してくれる、

大きさ15㎝程の『こびと』のイメージを。


その秘策を胸に、

A先輩の知り合いは、

そのSF(少し不思議)の人に挑戦したという。


しかし、その『意』が彼女の腕相撲のスキルに通じたかは、

解らなかったという。


何故なら、

勝負が始まった瞬間、


『こびとのお化けがいるーーーっ!!!!』

と叫んで、

彼女は逃げ出してしまったからだそうな。


ちなみに彼女は霊が視える人でもあったらしい。

彼女が腕相撲で負けなかったのは、


霊能力でも使っていたのだろうか?


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