071 気のせい? その10(お伺い)
気のせい? その10(お伺い)
『オールドガン』と言うものに興味を持った。
色々有るが、
例えば種子島火縄銃とか、短筒とか。
流石にこれは古すぎだが、
コルト51ネービーだとか、コルトドラグーン(銀河鉄道999に出てくるコスモドラグーンの元になった銃)とか、
西部劇の劇中でクリント・イーストウッドが使った銃のレミントン・ニューモデルアーミーだとか、
リボルバーと言う比較的あたらしい種類の物も対象である。
それらは、
日本刀の所持と同様に、
登録証がついていて法的に所持が合法となる古式銃である。
登録証があれば美術品として誰でも所持が可能。
登録証は、つまりは実質的には人では無く物に対して送られる『所持許可証』である。
ただし、良いものは200〜300万円と言う法外な値段が付いている。
馬鹿高い理由は、
日本刀なら新規で作製してくれる刀匠が存在するが、
古式銃には、新規で作成してくれる銃匠(?)がいない。
絶対数が極端に少ない為に値段が高騰しているのである。
という訳で、
手近なモデルガンを買おうという事になるが、
エアガンの様な需要が無いそれは、
モデルガンでも数はかなり少ない。
で、
買おうとすると当然の事ながら、
『中古モデルガン』である。
そう、私がいつも失敗して購入した変な気が入っている可能性大。
という訳で、
師匠にではなく気が視える様になったSさんに画像を鑑定して貰う。
取り敢えず、
オークションに出ている中古モデルガンのアドレスを送って鑑定を依頼。
最初にメール送った4〜5丁の中古モデルガンの鑑定結果は、
S「全部ダメです。諦めて下さい」
と言われた。
その後も尽くダメ出しが出る。
S「マニア御用達のモデルガンだから、大概が前持ち主の執着が大量に入っているからダメでしょ」
と言われた。
ガックリして、
私「自分のようなすぐ影響を受ける体質の人じゃ無ければ大丈夫だったんですかね」
と言うと、
S「師匠に訊いたら、『見えない毒ガスを出してる様なシロモノだから、大丈夫なのはあり得ない、気付かないだけで影響は必ずあると思う』って言われた」
との事。
で取り敢えずオークションに出るたびアドレスを送ったが、
段々とSさんからの返事が無くなってくる。
いい加減面倒になって来たらしい。
しょうがないので、
練習会に参加している時にスマホを見せて確認する。
ようやく、2丁のモデルガンにOKが出て、
オークションを落札。
結果、
練習会にて私のレベルダウンが起きる事はなく、
ホッとしている。




