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武術覚書  作者: asada11112
56/187

056 どっこいしょ禁止

どっこいしょ禁止


『どっこいしょ』禁止

『せーの』禁止

『いち、にの、さん!』禁止


アニメで動きを表現する時は、

必ず動きの溜めがある。

しかしながら、

武術の練習では徹底してそれらを排除する様に指示される。


一つには、動きの起こりを読まれない様に、

もう一つは、筋肉の動きを変えない様に。


今回は、八極拳(B壇系)の『献肘』動作。

その右手の動作で相手の突きを化勁する。

全く相手が崩れてくれない。


師匠「お前、やる前に腕を広げる予備動作してるだろ」

私「え?、してますか?」

師匠「右腕見ながらやつてみい」

本当にやってた。


無極式から予備動作無しに献肘をする動き。

要するに型通りの動きで、

相手の突きを化勁すると、

ちゃんと相手が崩れる。


師匠「だから、客観的に自分の動きを『見る』事が大事なの!、いっつも俺が鏡見ながら確認してるのはその為だ!」


因みにガンダムオリジンの安彦良和氏は、

漫画『王道の狗』にて、

BS漫画夜話に置いて、

A道やD流柔術の技の表現で、

『中割り』を描いていないと指摘された事について、

安彦「知らないかも知れないが私は元はアニメーターである、あなた方の指パラでも描いて見せよう、しかしA道やD流柔術の技は、途中動作が見えないのだ、だから描けないのだ!」

とかなり憤慨した様子で、コミック版の後書きで書いている。


師匠によると、

師匠「普通のアニメーターは武術家ではないから、おそらくA道やD流柔術の技の中間動作は見えないだろう」

との事であった。


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