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036 型に仕掛けたトラップ
型に仕掛けたトラップ。
ひと昔前、
中国武術には、
書籍の絵を見て覚えただけで、
武術教室の看板を掲げて教えて金をとる輩がいた。
そういう相手にはどうするか。
一つの方法として、
型の中に『トラップ』を仕掛ける。
生徒に型を教える時、
外で表演する時は、ここはこうしろ』
と言って幾つか、『余計な物』を入れたり、
逆に何かを省略する。
書籍の写真についてもそう
何かを入れる。
で、それに引っかかる人間がいる。
昔、師匠が否定する「脱力」を看板に堂々と構え、
『富士山の仙人に、太極拳を学んだ』
などと言う人物がおり、
書籍や動画メディアを売っていたが、
師匠は、一発で分かったとの事。
武術関係の某雑誌に、
彼が太極拳をやっている写真が載った。
その一つをやって見て
師匠「これはB壇の太極拳しかやらない動作だ。
ほかの太極拳は一切この動作をしない。
彼の言う『富士山にいる仙人』とは、
台湾に行ってB壇の太極拳を習ったらしい(笑)」
との事。
師匠「あと、写真から盗んで真似た人間はよく分かる。
この人は、M老師の出した太極拳の本の写真を真似している」
との事である。




