027 どうやったら出来る様になるのか? 師匠「あきらめろ」
武術・武道をやっている人間が大いに悩む所。
出来ない技が、
時々、奇跡でも起きた様に、
何かの拍子に出来てしまうが、
後にそれを再現しようとしても出来ない。
どんなに頑張っても出来ない。
そう言うことがある。
それは何故か?、
師匠「自分でやろうとしている限り、絶対に出来ない」
と言う。
奇跡の様に出来るときは、
師匠「出来ると思ってやってない、何も考えていないでやっているから、『型』の力で動いている」
再現しようとしても出来ないのは、
師匠「それは自分がやろうとしているから、
成功したのは自分ではなく型が体を動かしたんだから、
自分で動こうとして再現出来る訳が無い。」
どうすれば出来る様になるのか?、
師匠「まずは、あきらめろ。
自分ではどうやっても出来ないと分かれ。
諦めれば、自分でやろうとしなくなる。
そこで初めて、師匠の言った通りに動こうとする。
自分の意思が介在しなくなる。
ってか、お前ら俺の所に『習いに』来てるんだろ?、
まずは俺の言った通りに動きなよ。
出来ない事は俺は絶対に言わないんだからさー」
そう、苦虫を噛み潰したような顔で師匠が言う。
これを言われるのももう耳にタコが出来るほどなのだが、
まだ出来ない。
一応、その方法論、
脳味噌をどう使えば良いのかを試行錯誤中。
やり方は、他の人が出来る様になったら悔しいので、
書かない。
ただ、結局は師匠の言った通りかと、
思う方法論である。




