101 武術界都市伝説2020の1
武術界都市伝説。
あくまでも妄想話として読んで下さい。
日本の八卦掌界隈であった事らしい。
有名老師に拝師して、
それを自慢して、
そして結構ネットでイキった発言をする人(Aさんとする)がいたそうな。
自流の自慢だけならまだしも、
他派の批判までする様になったらしい。
馬鹿にされたのは正当でない方の八卦掌の流派をやっている人、(Bさんとする)
色々とあって、
Aさんの裏垢での嫌がらせなども明らかになり、
Bさんは、Aさんに直接会って決闘を申し込んだそうな。
Aさんは自信があったのか了承。
その結果は、
呆気ない程のBさんの勝ち。
Aさんは僅か数秒で瞬殺されてしまった。
しかして、
両方とも、八卦掌の戦いにまるでなっていなかったそうだ。
Bさんはもと日本拳法の修行者で、それで身体を壊して八卦掌に転向。
壊れた身体も八卦掌の練習で快癒。
それで『八卦掌は凄い!、ただ‥‥戦えるのかは‥‥』
と言う意見だったそうな。
その時の戦いの様子を収めた動画をBさんの仲間が遠くから撮影していて、公開。
とにかく、有名正当老師に拝師したと自慢していたAさんは、
引退を宣言する羽目にまでなったらしい。
以下はその噂話をしてくれた人の言。
「八卦掌同士なのに、あれではAさんはただの素人で、Bさんは日本拳法で、全然八卦になってなかった、中国武術ですらなかった、せめて最初は塔手から‥‥」
「Aさんって、普段から毎日2時間走圏の練習してるって自慢してましたよね」
「あの動きを見ると、その話は怪しいよね〜、いざと言う時に出来てないもんなー」
「最悪なのは彼を拝師弟子にした有名老師の方だよね〜。」
「武術家の一番大事な『面子』丸潰れですもんねー」
「武術家で重要なのは、戦いになる前に、まずはあらゆる交渉で戦いを避ける事だよね。」
「負けたら、自分どころか背負っている流派や、拝師した老師の顔に泥を塗る事になりますもんねー」
「せめて、交渉して『八卦掌同士なんだから塔手走圏から始めよう』ってルールを決めていればね、もうちょっとマシな見た目になったと思うんだけど。」
ってな感じだった。
私はその噂話を確かめたわけではないので何も言えないが、
有名老師に拝師したからと言って増長しない方が良かったのではないかと。
より発言には注意しないといけないと思った。




