弐ノ話 精神崩壊
冥龍と共にする事になって1週間が過ぎた。
「冥龍さん、このまま何をする気ですか。」
「冥龍は2つ名、本当の名前は水波紅葉。」
「やっと名前教えてくれましたね。」
「そうか?」
「そうですよ。本当の名前教えてくださいって言っても今は教えないの一点ばりだったじゃなかったですか。」
最近、1週間何もなかったけどなあ。
「まあよい。わしの鍛練をする事ができるしな。
別に平和なのはよいじゃろ。」
「怒ると闇を造り出す程度の能力を持っている癖に。」
キャリン
「へっ?」
「何か言ったか?」
「あの、タメ口を言ったのは謝ります。」
「そうか。ならよろしい」
「ですが、僕の首筋にある禍々しい刀はなんですか?」
「ほう、これか、これはな。もしものための物じゃ。」
「もしもとは?」
「それはな。」
なんか怖い!
「お前が他の女に捕られないようにするためじゃよ!」
禍々しい刀を持った時の闇の力がかなり大きかったにも限らず、さらに大きくなった。
「ちょっと精神を乗っ取らせてもらうぞ。」
「えっ、アーーーーーーーーーーーーーーッ」
心の痛みを死ぬほどを味わい、気が付いたら、禍々しいオーラを放っていた。
サイキョウになるまであと七日