エピローグ
キア暗殺事件は終わった。
この事件にからんでいた内務省、および情報局の人間の多くはユリアともに蒸発した。
今回の件をたくらんだノーザンの大統領一行は国際社会から非難されることになった。
本人らはジパングの陰謀だと言い張っていたが・・・
トムらブラックベリーの多くは帰国後左遷させられた。
また、スウにかけられていた嫌疑は一切払拭され、名誉は回復された。
国王ヒロイ・アザミは今回の責任を取って退位が発表され、多くの関係者が
逮捕、あるいは降格させられた。
スウの13歳での王女就任は史上もっとも若い王女であった。
席次はキリー王子に次ぐ7番目の王女となった。
王女としての最初の任務は首都パルミール市の市長であった。
ジパングでは久しぶりの平民出の王女ということでその人気は国王をしのぐほどだった。
ウエムラや、コンドはこのスウの直属の部下になった。
テレビからスウの市長への就任のあいさつが流れてきた。
「パルミール市のみなさん、私、スウ・アゾレスが今回パルミール市の市長を拝命しました。
今回の事件で私が1つ判ったことがあります。
それは仲間を信じて前に進めば必ず皆が助けてくれると言うことです。
今回は最初は4人でした。
それをクリスが助けてくれて、ケンや、ラッセル中将に助けていただきました。
正しいことをやっていれば必ずみんなが助けてくれると。
更に、今回はパルミール市の職員は1万人もいます。
その1万人の方々と一緒になって、より良いパルミール市を作っていこうと思います。
パルミール市の皆さんも、出来たら、一緒に協力してください。」
すさまじい拍手が沸き起こっていた。
その時、一機の宇宙船がジパングのパルミール宇宙港から、今まさに飛び立とうとしていた。
「ローヤル、本当に良いのか」
スタッドが聞いた。
「クリスに土下座したらもう一度王子に戻してもらえるぞ」
「ふん、あんな奴の命令を聞くなど真っ平だ。
それに俺は王子って言うキャラじゃ無いよ。
外に出ていたほうがよっぽどましさ。」
肩をすくめてローヤルは言った。
「了解、じゃ、ボストン博士の所に帰るか」
スタッドは操縦桿を引いた。
120メートル級の宇宙船は滑走路を飛び出した。
その機体に照りつける太陽光線を翼で跳ね返しつつ、宇宙船は上昇していった。
話しは次回作へ
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