オリオンの大地に降り立つ
その瞬間オリオンが消えた。
「消えただと!」
レイアムは叫んでいた。
「機動歩兵がワープしたとでも言うのか」
「それ以外考えられません。」
「機動歩兵にワープ機能がついている訳は無いだろう。直ちに調べろ」
レイアムはオペレーターに食ってかかった。
「人口惑星上も、直ちに調べろ」
「了解しました。」
「ウエムラ、ローヤルの青の11番が消えたよな」
スタッドはベリアルから逃れながらララポートに通信した。
「そう見えたが、くわしくは判らん。」
ウエムラは首を振った。
「とりあえず、人工星に行ってみよう。そこにいるかもしれない。」
「了解した、このハエを叩き落して、すぐに行く。」
スタッドは追ってきている5機に機首を向けた。
「う」
うめいて、ローヤルは目覚めた。
ローヤルの腕をつかんでスウが気絶していた。
ローヤルはスウを揺り動かして、起こした。
「ここはどこ?」
頭を振りながらスウは聞いた。
「人口星の上らしい。」
画面には真っ白い球状の大地が見えていた。
だだっ広いそれは何も無かった。
「地上には酸素もある、とりあえず、降りてみよう。」
ローヤルはコクピットを開ける。
大地自体がぼんやりと白く光っていた。
重力は1G。標準重力だ。
はしごからゆっくりと降り立つ。
そして、スウに手をかして、地上におろした。




