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俺たちの逆襲Ⅰ・ノーザン帝国の襲撃  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
オリオン作戦

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XDAYマイナス7日 エクササイズ

「くっそう、また、負けた。」

シミュレーターの席からローヤルが叫んだ。

これで、スタッドと11連敗だ。


「ははは、やはり、元の能力が違いすぎるのだ」

スタッドが高々と宣言した。


オリオンへのワープ中は10日ほど、外にでるわけには行かないが、機動歩兵オリオンのシミュレーターを積み込んで、スタッドと対戦していた。

しかし、武器を積んでの実践をほとんどしたことが無いローヤルに比べて傭兵部隊で実戦経験の豊富なスタッドではいくら、運動能力が高くても、話にならなかった。


「何やっているのよ。いい加減に勝ちなさいよ」

スウが言った。


「なら王女、一度されますか。」

ローヤルが聞いた。


「いいわよ。やりましょう。スタッド」

「失礼、冗談ですよ。」

慌てて、ローヤルが言った。


ローヤルでさえ負けているのだ。ローヤルより、数段落ちるスウが出来るわけは無いとローヤルは思った。


「俺は2対1でもいいぜ」

スタッドが余裕で言った。


「上等じゃない。」

ローヤルの横のシミュレーション席に着いたスウはスイッチをオンにした。


ローヤルがやっているのを見て、やり方は判っている。

機動歩兵の操縦の腕前も、ある程度は出来るはずだった。

一気にスタッドに向かって、急加速をかけた。


「スウ無茶だ」

ローヤルは慌てて、急加速をかけて、追いかける。


スタッドがスウの機動歩兵に狙いをつける。

ローヤルがスウ機をかばう形で入り、ブラスターを撃つ。

スタッドが撃つのとが同時だった。


「えっ」

光点が二つ光った。相打ちだった。


スウをかばった、ローヤル機が爆発するのと、スタッド機が爆発するのが。


「残ったのは私だけ、私の勝ちね」

スウは笑っていった。


スタッドは初めて、ローヤルと相打ちになったことに、ショックを受けていた。


手加減したつもりは無かったはずだったが、

「さすが姫様、操縦がうまいですね。」

スタッドは動揺を押し隠しつつ、ほめた。


「ふふっん、負けは認めようね。」

「負けじゃない。相打ち。姫を撃つ訳には行かないでしょ」


「ちゃんと撃っていたぜ」

言い訳するスタッドにローヤルが言った。

「それは、もう一度あててから言いな」


「ようし」

二人はまた、シミュレーションを始めた。

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