XDAYマイナス8日 ノーザン帝国の陰謀
ここはノーザン連邦の主星、首都イスワタ、大統領のコーネルは支持者の武器商社のラクーダと密会していた。
「大統領。ジパングの件、テロリストどもはまだ、捕まらないとか。」
ラクーダが聞いた。
「中々こしゃくなやつらだ。また、フレクスの傭兵部隊がかんでいるらしい。」
「また、フレクスですか。困りましたな。ブラックベリーでも対処できませんか。」
「やってほしいのだが、な」
コーネルは苦虫をかみ締めたような顔をした。
「何でも、やつらはオリオンに向かっているらしい。」
「あの暗黒星雲のあるオリオンに」
ラクーダは驚いた。
「そう、ジパングの根幹である選抜システムがあるといわれている」
「しかし、王政選抜と言えども、今では、貴族の師弟ばかり、有名無実化しているとか、」
「いくら幼少の時から、家庭教師に就けてやらせていると言っても、民間人からロイヤルファミリーはほとんど出ないのはおかしい。
レスターらがいろいろ小細工しているのだろう」
考えるようにコーネルは言った。
「これは内密だが、第二艦隊から機動部隊として20隻をオリオンに派遣した」
「20隻を。内政干渉にならないのですかな」
ラクーダはしんぱいしていった。
「テロリストを追い詰めたと言うことにすれば、良いのではないか。」
「なるほど、さすが大統領」
「ついでにフレクスの傭兵どもにも、痛手を与えれば一石二鳥と言うものだ。」
「そうすれば、わが社の製品が更に売れると言うことですな・・・」
二人は大声で笑いあった。
コーネルにしても、ラグーダにしても、今回の作戦が失敗するとは夢にも思っていなかった。




