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俺たちの逆襲Ⅰ・ノーザン帝国の襲撃  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
オリオン作戦

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XDAYマイナス10日 レスター伯の追跡



翌朝ローヤルらは小型宇宙船ららぽーとに乗り込み、一路オリオンへの旅に出立した。


レスター伯は自宅で食事を取っていた。

膝が貧乏ゆすりしていた。


おのれローヤルめ。情報局は何をしているのか。まだ、行方はつかめんのか


「お父様、どうされたんですか。」

ユリアが思わず尋ねた。


「いやいや何でもないよ」

レスター伯は首を振った。


「ローヤルの行方はまだ、知れないの?」


「ユリア、この件はお前はもう忘れてくれ。危ない目にあわせて悪かったな」


すまなそうにレスたーは言った。


「いいえ、テロリストを取り締まるのに協力するのは市民の義務よ」


当然のことをしたとユリアは思っていた。

自分の思うとおりに行かないと言って、暴力で方をつけようと言うテロリストをユリアは許せなかった。

それがこのジパングで行われたこともユリアは許せなかった。

それが旧知のローヤルだから、なおさらだった。

やはり、血の不遇観が、ローヤルをテロに走らせたのだろうか。

ノックがして、執事が入ってきた。


「伯爵様、情報局のカム・ズロー課長がいらっしゃいました。何でも急いでいらっしゃるようで。」

「よし、すぐに会おう」

レスターは立ち上がった。

ズローは扉の外で立っていた。


「どうした」


「お食事中申し訳ありません。フレクスに潜伏させている諜報員から連絡で、ローヤルらがオリオンに向かっていると連絡がありましたもので。」

恐縮してズローは言った。


「何、オリオンにか」

思案する顔でレスターは呟いた。


「それとオリオンシステムのエネルギー量が上がっております。」


「キアめ。オリオンシステムに何らかの工作をしていたのか」


「それは判りませんが、不都合なことが起きないとは言い切れません。」


「判った、私が出よう。1軍の特殊独立戦隊を出撃させる。指令のベイト少将に連絡を。国王陛下には私からお話しする。すぐに準備に入ってくれ」


「了解しました。」

ズローは頭を下げて下がった。


レスター伯は居間に戻った。


「お父様、行かれるの」

心配そうにユリアは言った。


「大丈夫、心配は無い。今度こそ、反逆者を一網打尽にして、テロを終結させる。」

レスターはユリアの肩に手をおいた。


「ま、往復20日もかからないだろう。私の凱旋を待っていてくれ」

レスターは全く心配していなかった。


「判りました。無事のお帰りをお待ちしています。」



一方のノーザンの特殊部隊、ブラックベリーは別荘でたむろしていた。

「トム。ジパングから連絡。テロリストどもはオリオンへ向かったそうです。」

オペレーターが報告した。

「よし、こちらも輸送船を借りて、オリオンに行くぞ。」

トムは直ちに指示を出した。

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