オリオンへの道
「・・・」
「消えた」
「おばけ?」
残された6人は呆然とした。
「博士。クリス・マッキンレーって誰なんですか」
一人、何も知らない、スタッドがきいた。
「大戦がつづき、この世の混沌を救うべく人民の中から王を選びこの戦乱を終わらせようとした、選抜王政のオリオンシステムを完成させた科学者の中心人物だ。」
ボストンが説明した。
「そして、科学者の星フレクスを作ったのも彼女だ。」
「なるほど、我々の星を作ってくれたて人ですね。でも、彼女が生きていたら、何百歳ですよね」
「生きては、いないわ。彼女は暴徒の起こしたテロにあって死んだの」
スウは言った。
「・・・」
「彼女は自ら作ったオリオンシステムの中で生きているというわけですか。」
「さあ、それはどうかは判らん。どうする、オリオンに行ってみるのか」
ボストンは尋ねた。
「その前に出来たらキア王子の仇を早急に討ちたいんですが。」
ローヤルが言って、スウが頷いた。
「キア王子にはお世話になりました」
「なるほどな、しかし、オリオンから招待を受けた限り、行くしかなかろうて」
ボストンはスウとローヤルを交互に見た。
「オリオンに行けば全てが明らかになる。」
「全てがですか。」
「そう、全てがだ」
ボストンは立ち止まった。
「明日までに船を一隻用意しよう。それでオリオンへ行ってくれ。」
「判りました。博士」
ローヤルは言った。
「スタッド、悪いが一緒に行ってくれ」
「了解しました」
「よろしくお願いします。」
スウがスタッドにお辞儀した。
「一度乗った船だ。最後まで付き合うよ」
スタッドは片目をつぶった。
「という事は俺達も付き合うわけ」
コンドは諦め半分の声で言った。
「当然だろ。ここまで来て抜けられるわけも無い。」
ウエムラは答えた。
「でも、スウはともかく何故ローヤルが呼ばれたんだろう?」
コンドはこの問いには応えられなかった。




