スウ王女の放送
「マイクを全開。スウ話してくれ」」
「判ったわ」
それまで、この戦いを全国放送で淡々と放送を、テレビの前の聴衆は呆然とみていた
テレビ局のスタッフが直そうと躍起になっていたが、すぐには原因がつかめなかった。
「国民の皆さん。スウ・アゾレスです。」
オリオンの中に電波が切り替わる。
「今回のキリア王子の暗殺犯は、ノーザンの特殊部隊、ブラックベリーと情報局です。
黒幕は改革派の躍進を快く思っていないへスター伯です。直ちに、ノーザンの特殊部隊と情報局およびレスター伯の拘束を要求します。」
「何だと。この放送はどうなっている」
レスター伯は叫んでいた。
「直ちに放送を止めろ」
「今原因を探っていますが、まだ判りません。」
「かまわん、放送局の電源をカットしてでもかまわん。直ちに放送をやめさせろ」
レスターは叫んでいた。
「反乱軍は国家の中枢を握っています。直ちに逮捕を」
「スウ、遅いわ。こんなのはね、首を切ったらいいのよ」
クリスが横から画面に出てきた。
「首を切るって、そんな権限・・・」
「ええい、まどろっこしいわね、」
クリスはスウからマイクを奪い取った。
「レスターは・・・・・」
バチッと音がして、全てのテレビが消えてしまった。
「あちゃー、スウが遅いから。」
クリスが文句を言った。
「放送をカットしました。」
「よし、首都防衛第3騎兵隊出撃。絶対に叩きつぶせ」
レスターは画面に命令した。
「了解、あと、ノーザンのブラックベリーが攻撃に入ります。」
「任せる。やらせろ」
「これで、小生意気なキアの勢力も終わりだ。全てを反逆罪で、抹消してやる」
「トム。ジパングから攻撃依頼がありました。」
「よし、行くぞ」
宇宙港から飛び立ったバゲージ社の息のかかったダミー会社、中型輸送船の開いた後部ハッチからベリアルが5機飛び出す。
「ふん、これで馬鹿な奴らも終わりだ」
負けるとはトムは微塵も思っていなかった。




