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俺たちの逆襲Ⅰ・ノーザン帝国の襲撃  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
バルミール脱出大作戦

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オリオン一撃

ガラスが砕け散る。


そして、ローヤルは地上2階から、飛び降りて、途中で回転して、足から着陸した。


その前には、頭から地面に突っ込んで立ち上がれない、オリオンの機体があった。


「何をやっているんだ。やっぱり、スウにはまだ無理だったかな」

ローヤルは慌てて、オリオンに駆け寄って、コクピットの横の入口から入った。


「遅いわよ」

クリスが言った。


「君はだれだ」

ローヤルはみた事が無い子供が乗っていて驚いた。


「私はクリスよ」


「クリス?」

ローヤルはスウをみた。


「良く判らないんだけど、オリオンの前にいたの」


「ローヤル、機動歩兵が2機来たぞ」

下の仮設の席に座っているウエムラの声が響いた。


「スウ、操縦を代わろう」

ローヤルはクリスの事は後にして、スウと操縦を代わろうとする。


スウが席を空け、ローヤルが座る。


そこに近距離で爆発したミサイルの爆風と振動が、オリオンを襲う。


スウは座ったローヤルの上にショックで叩きつけられた。


「げっ」


「スウ、つかまってろ」

ローヤルはスウを乗せたまま、立ち上がらせた。スウは振り落とされないようにローヤルの胸にしがみつく。

左手から、ビームサーベルを振り上げて、ノーザン連邦の軍事企業バゲージの新製品ベリアルが、切り込んできた。


キリーのと同形機、である。次期、ジパングの新規機動歩兵に採用されるであろう、新鋭機とうわさされていた。


ローヤルは、ビームサーベルを抜きざま、その剣を受けようとしたが、あまりに早く動いたので、相手の切り込みより早く、胴を切り裂いていた。


「えっ」

あまりに早く動いたので、ローヤルは慌てて、たたらを踏んで倒れるのを防ぐ。そこへ残ったもう一機が踏み込んで来た。


その腕の部分をサーベルでたたつ切る。


相手の機は仕官大学の格納庫へ倒れていった。


ローヤルはオリオンがあまりに早く動いたので、呆然としていた。


その膝の上で、赤くなって、スウが座っていた。


「クリス、少しつめて」


「狭いのいや」

と言うクリスを持ち上げて、椅子に座りクリスを膝の上に座らせる。


「どうしたんだ、いつもに比べて動きが軽すぎる」


「私がリミッターをはずしてあげたのよ。」

クリスが自慢げに言った。


「君が・・・リミッター?」


「そう、ボストン博士が訓練用に規制をかけていたのよ」


「規制?」


「そう、動きをトロクしていたの」


「何、それで俺はキリーに負けたのか?」

きっとしてローヤルは言った。


「当たり前よ。このオリオンはフレクスの造った最強の機動歩兵よ。普通の腕でも、ベリアルなんかに負けるわけは無いわ」


「そうだったのか。そのおかげで皆にどんなに馬鹿にされた事か。」


ボストン博士に会ったら、苦情を言ってやるとローヤルは心に決めた。


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