侵入
その格納庫の廊下の西端の床が少し浮き上がった。
そうッと周りを伺う。
誰もいないと判ると、床をどけて
ウエムラが現れた。
続いて、スペースジャケットに身を包んだスウ、コンドが上ってきた。
そして、隠れて、オリオンに近づこうとした時に、クリスがギムランに追われて、現れたのだ。
「遅い、何してたの」
クリスは叫ぶやスウの後ろに回りこんだ。
「あっお前は、」
ギムランはスウともろに目を合わせた。
「えっ」
驚く暇も無く、レイガンを構えようとした、ギムランにビームサーベルを抜き打ちに浴びせる。
ギムランは硬直して、倒れた。
「殺したのか?」
「大丈夫、居合いよ、」ビームサーベルを戻しつつ、スウはクリスに向き直った。
「あなたはだあれ」
「私はクリス。あなた達がトロイから迎えに来たの」
「トロイ?」
ウエムラとコンドが目をむいた。
「トロイって、これでも、急いで来たのよ。それよりも、あなた
誰に言われてきたの」
スウが聞いた。
「誰でも良いでしょ。それよりも早くしないと、遅れるわよ」
クリスは、先頭に立って悠々と歩いていこうとする。
「ちょっと、護衛をどうするのよ」
思わずクリスの手をスウは引いた。、
「護衛はもう話をつけてきたわ」
クリスは言った。
「えっ話を付けた?」
3人は半信半疑だった。
「行くわよ、あなたの大切なローヤルが殺されたくなかったら、急いで」
クリスは先頭に立って歩き出した。
3人は思わず顔を見合す。
「とりあえずついていこう」
コンドが追いかけだす。
「まって私も行くわ」
スウが追い出す。
「クリス、どこかで聞いたことがあるような・・・・」
ウエムラは腕を組んであさってのほうを見ながら首を振った。
「ウエムラさん、おいていくわよ」
「あっ、待った」
ウエムラは慌てて追い出した。
少女はさっさと歩き、スウらが止めるまもなく、格納庫に出た。
あわててケンは敬礼で迎えた。
しかし、
「クリス、連れておられるのは、国家反逆罪のスウら一党ですが」
後ろの面々を見て、慌てて言った。
「いいの。彼らは、どじでトロイから、ノーザンにはめられたのよ。」
「ノーザンにですか?」
「そうよ。今に明らかになるわ。あなたもここで頑張ってスウの覚えがめでたくなれば、末は少佐も夢ではないわ」
「少佐でありますか?」
「そう、だから、しばらくは誰が来ても入れてはダメよ。」
そう言うと、青い鍵を渡した。「お守りよ。」
「お守りですか?」
ケンは鍵を弄繰り回したが、何の変哲も無い鍵だった。
クリスを先頭にして4人は中に入った。
「よろしくね」
スウが入る前にケンにウィンクした。
民間のアイドル並みの人気のスウにウィンクされて、
ケンの頭の中は、反逆者といううわさは頭の仲から吹っ飛んでしまい、
ポっと真っ赤になってしまった




