20/51
ノーザン特殊部隊始動
「しかし、ジパングの捜査能力などしれてるのね。全然見つからないじゃない。」
アニーがあくびをしながら言った。
「止む終えまい。能力があれば、我々がここにいる意味も無い。」
トムが答えた.
キア王子暗殺の後、ローヤルの監視に残した二人を倒されて以降、ローヤルの足取りは掴めていない。
ノーザンの特殊部隊ブラックベリーは洋館に待機して、ローヤル発見の報を待っていた。
「しかし、見事に出し抜かれた。」
トムは手を上げた。
まさか、見張っている二人をあっさり倒されて、逃走されるなどは考えてもいなかった。
「何のために、ジパング警察もいたんだか。逃げられたら、包囲している意味も無いじゃない。」
アニーは不満をぶった。
既に、逃走してから、1週間ほど経っている。
足跡は今のところ皆無だ。
「隊長、ジパングから連絡です。ローヤルからマスコミに接触があったようです。」
「ついに来たか」
トムは立ち上がった。
「明日、王立大学でユリア姫に接触するようです。」
「よし、直ちに出撃準備だ」
40人の隊員がいっせいに動き出した。




