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ボストン博士
その少し前、パルミールから2000光年離れたフレクスの研究室で、ボストン博士はキアのダイイングメッセージを見て固まっていた。
ボストン博士
ジパング軍の機動歩兵、神の子の製作者にして、各国の機動兵器を作成していた。
フレクスの傭兵部隊の統括者でもあった。
ノーザン等の傭兵部隊に野望を止められていた国からはテロの輸出者と言われていた。
キアの理解者でもあった。
二人が協力して、ノーザンの侵略を止めていたと言っても過言ではなかったろう。
そのキアが死んだ。
ボストンは脱力感に襲われていた。
「ローヤルとスウを頼むか」
ボストンは空を見て言った。
「自分勝手に行ってしまったか。年寄りを残して。」
もはや、一緒に構築してきた、世界も、一から作り直さねばならないだろう。
ボストンはしばらく呆然としていた。
「生きているものの為に動くか」
少しして、ボストンは少し老けた顔をして、おもむろに立ち上がった。
「スタッド・バスターミナルを読んでくれ。あと、動ける傭兵部隊の上位者5人ばかり、出撃準備をさせてくれ。」
インカムに向かって、指示した。




