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俺たちの逆襲Ⅰ・ノーザン帝国の襲撃  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
キア王子暗殺

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XDAY 当日

XDAY 当日


その朝、ローヤルは中々起き上がれなかった。


昨日の深酒がたたったのか、頭ががんがんした。


先輩らからは、「あと少しだったのにな、」

「あんなところでけつまづくなんて」

半ばあほという目で見られるし、


スウには、

「何どじ踏んでるのよ、絶対に勝てる試合で、硬直するなんて、応援している私の身にもなってよ」

一方的な怒りのはけ口にされるし・・・

ローヤルが密かに心を寄せている、ユリア姫からは、同情のまなざしで見られるし・・・・

散々だった。

ローヤルにしても、あそこまで追い込んで、何で硬直したのか、いまだに判らなかった。


クレーンでそのまま、倉庫に運ばれた、青のイレブンをいくら見てみても、不良部分はないし、

神様が王子に勝たすために、止めたんじゃないかと、かんぐりたくもなった。


結局優勝は今年も、キリー王子、キリーを追い込んだ、ローヤルの株も少しは上ったようだった。


ローヤル自身は、全然納得がいかなかったが・・・・


その後の飲み会に参加したまでは覚えているが、後のことはあんまり覚えていない。


「いててて、」頭を抱えて嘆いた。


スウはその朝も、剣を振っていた。


「何が、ガキよ、何が胸が無いよ。何が10年後よ」


出てくる、仮想敵、ローヤルを滅多切りにしていた。


ミリアは、呆れて、見ていた。


ミリアから見ると、ローヤルのガキに何を言われようが、大したことは無いと思うのだか・・・


「王女、そろそろ大学に行かないと」


「きえっー」スウが後ろから近づいたミリアに、すさまじい殺気で切り込む。


「はっ」


慌てて、ミリアは剣で受けるが、その力強い、力に、剣を弾き飛ばされる。


「!」


ミリアはビックリした。王女付きの護衛官でもある、ミリアは、護身術に長けていたはずである。

それがスウの一撃に剣を弾き飛ばされるなど、ありえないことだった。


「ごめん、ミリア、気がたっていたものだから」


慌てて、拝むまねをして、スウが剣をしまった。


そして、「少しは上達した?」


笑って聞いた。


「私こそ、失礼しました。ここまで、姫が上達されているとは判りませんでした。」


「おべんちゃらを言っても何も出ないわよ。」

スウは話しつつ、

「これで、少しはローヤルに対抗できるかな」


「姫!何度も言うように、ローヤルなどたかが護衛の人間、そんなのと腕を競われるのは間違っています・・・・」

いつもの説教と化していった・・・・スウはしまったと思ったが後の祭りだった。


その日、ウエムラは非番だった。


しかし、何か釈然としないものを感じていた。


前日、上司のカム・ズローに今日のアジー・ウツラエ・パルミール市長の開催する、キア王子帰還祝賀パーティが狙われる可能性があるというレポートを提出したのだが、そんなことは無い。とカムに一顧だにされなかったのだ。


少しは、レポートを見てくれても良さそうなのが、全く見ず、言葉尻に動揺を隠すかのように、強い口調で言ったのが気になった。


「やはり、あやしいよな」

ウエムラはそういうとパソコンに向かって、いろいろ指示を出しだした。


昨日、情報部の中に、いろいろ仕掛けをしてきたのだった。



頭が痛くて唸っていた、ローヤルはコンドの呼び出し電話にたたき起こされた。


「ローヤル!生きてるか」


「ああ、何とかな」

「昨日は相当、酔ってたぞ」

「そうみたいだな、意識があまりない。」

「スウに相当絡んでいたぞ。」

「王女に?」

ローヤルには記憶にないことだった。

「まだ、ガキだとか、胸がないとか、よく手打ちにならなかったな」

「それは本当か」

ローヤルは酔いが一瞬で醒めた。

「教えて欲しかったら、家へ来い。話したいこともあるし」

「ま、パーティまでは時間があるか、今から着替えて行く。」

ローヤルは服を着替えだした。


その頃、情報局へ、タレこみがあった。


「ローヤル・カワキが、フレクスの傭兵団に雇われて、キア王子を暗殺しようとしています」

無線の声は女性だった。


「それはどこからの情報ですか?」

電話に出たオペレーターは信じられない、という表情で聞き返した。


「私の友人が、そう漏らすのを聞いたの。友人を救いたくて・・・」

「友人のお名前は?」

「それは言えません。情報局にも、彼の仲間がいるわ」

「情報局にも?その名前は」

「ウエムラって聞きました」

同僚の名前だった。あのまじめなウエムラが・・・・

「いつどのようにするとか、聞かれましたか?」

「いえ、判りません。」

「今、どちらですか?」

「・・・・・」

電話は切られていた。

オペレーターは直ちに上司のカム・ズローに報告した。

「何、ローヤルが暗殺だと、それも、ウエムラが組んでいる?

奴らは同郷だったな。」

「さあ、すぐ調べます」

オペレーターはうなづいた。

「でも、あの二人、反逆なんてないと思うけど・・・」

キミ・オハラは思った。

「直ちに集められるだけの情報を。それと、現在位置を直ちに割り出せ」

カムはいきり立って命令した。


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