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2.秋原浩翔
朝のSTが終わって、秋原という人に話しかけに行くことにした。
「誰だ……?」
座席票を見に行く。浅井、浅丘、秋原……あった。
「ねえ、お前が秋原浩翔?」
秋原は、書いている手を止め、顔を上げた。
「そうだけど、何」
うわ……冷たい奴だ……。
「クラスが嫌いって、担任…神﨑から聞いたんだけど本当?」
なんだそんなことか、と言わんばかりにこっちを小馬鹿にしたような目で見てくる。
「それが何だ」
「俺も秋原と一緒なんだよね」
「ふ〜ん」
どうやら、自分のことに興味がないらしい。ここは、もう少し話してみたほうがいいかもしれない。
「もしよかったら、仲良くしてくれねえか?」
「……」
その時の秋原の顔。ずっと覚えてる。
無愛想には見えるが、少し嬉しそう。でも、悲しそうな顔を同時にしてる。
「…そう」
そして、勉強を始めてしまった。
「おい_____」
「大介、授業はじまるぞ?」
そう言われて、大人しく席に着く。
あいつ、絶対仲間に入れてやる……!