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呪いを解く方法  作者: 宵時こな
第0 章  彼らの始まり
2/3

1.教育相談

「多川、次だぞ」

「……ありがと」

前の男子に言われて、俺は席を立つ。

教育相談は、めんどくさい。気まずいし、気分が沈む。教室を出てすぐの階段のとこに、担任は座っていた

「多川……このクラスは嫌いか?」

「……別に……」

本当は嫌いだ。うるさくて、相手のことを考えないクラスなのだから。

「嘘だな」

なんで分かったんだ……?

「クラスの問題点を十個ぐらい挙げて、消してただろう」

教育相談の前に書かされるプリントを見せられる。確かに、1回書いたな……。

「……友達はいるのか?」

「他のクラスになら万といますよ。」

担任は少し考えていた。

「そういえば、秋原がクラスが嫌そうな顔を毎日してるな。話しかけてみたらどうだ?」

秋原……?

「その顔は、知らない顔だな」

正解ですよ、先生。

「テストの点は悪くない。でも、人付き合いは不器用のようだ。クラスになじんでいるようにみせられるお前なら、仲良くなれるんじゃないか?」

先生……いいこと言ってくれるぜ。

「話しかけてみようと思います」

「クラスに話せるやつがいないのは困るからな。しかも、多川は人を拒絶してないから助言も意味がある」

「ありがとうございます」

ほんとにありがとう、担任。


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