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9-9.真実



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スープを食べ終えて少しした頃、病室に再びノックの音が響く。


「…イリス、起きてるか?」


「アーク?」


仕事から戻ったアークが、イリスの様子を見に来たのだった。


「具合は?…まだ顔に血の気が戻ってないな」


「ううん!さっきよりずっと力が戻って来たよ。アークのスープのお陰かな?」


イリスの笑顔を見て、アークもほっと胸を撫でおろす。


椅子を引いて腰かけるアークに、イリスは。


「…アーク、神殿の浄化は、どうなった?」


「ああ、すぐ他の3人に言って向かわせた。もうそろそろ終わってる頃だろ」


その言葉に、今度はイリスが安堵の表情を浮かべた。


「今回の件は、天使界にも報告してきた。お前が4人分仕事してたって聞いて、随分驚いてたぞ。『なんて無茶なことを』って」


「うぅ…」


イリスが気まずそうに俯く。カーシャや他の天使たちに、心配をかけるつもりはなかったのだが。


そんなイリスに、アークは短く嘆息してから。


「お前、一体いつから1人で浄化してたんだ?」


アークの問いに、イリスは顔を上げる。


「女神祭の3日目からかな。みんなには、神殿の浄化を何度もお願いしたんだけど…聞いてもらえなくて」


「ひょっとしてその間、3か所の神殿が浄化されない日もあったのか?」


「…うん。少なくとも、2日目に私が見に行った時は、3か所の神殿は淀み切ってた」


イリスが言うと、アークは腕組みし、深く頷いた。


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