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9-2.真実
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「あれ、アーク?」
息を切らしながら守衛館の門に飛び込んで来たアークに、気付いたソフィーが目をぱちくりさせる。
「先輩、お城に届け物に行ったんじゃなかったんすか?」
「そんなに急いで戻らなくても良かったのに」
カイとジルもそう言って微笑むが、アークは。
「いや、そうじゃなくて…」
言いかけた、その時。
「あっ…アーク様!」
守衛館の様子見がすっかり日課になっていたリタたちが、門を通り抜けて来たところだった。
「朝からお会いできるなんて、夢みたいですっ!」
満開の花咲く笑顔で駆け寄り、アークの腕に飛びつくようにして華奢な両腕を絡める。
「ふぇっ!?てて天使様が、アーク先輩に抱き…っふぐ」
ぎょっとして目を白黒させるカイの口を、ジルの左手が無造作にふさいだ。
キラキラと輝く瞳で見上げてくるリタに、しかしアークは厳しい表情で問いかける。
「リタと言ったな。神殿の浄化はどうしたんだ?」
その言葉に、リタの顔から表情が消えた。




