第八章 宴
翌日、女神祭5日目には、国王の宣言通り騎士と天使のための宴が催された。
城内の広い庭園一面に、ガーデンパーティー形式で料理が並んでいる。城には朝から、大勢の騎士と天使が訪れた。
「ねぇちょっと見て!このグラタン、超美味しそう!」
「ほんとだ~!」
「私も取ろっ!」
豪勢な料理を前に大はしゃぎのリタたち。3人とも、昨夜騎士たちからこの宴の話を聞いてから、楽しみにしてやって来たのだ。
するとそこに、何人かの騎士がやって来て。
「おっ!3人とも来てたんだね!」
「はい!昨日は宴のことを教えていただいて、ありがとうございました!」
リタたちが笑顔を向けると、騎士たちもにかっと笑って見せる。
「当然だよ!リタちゃんたちが結界を守ってくれていたお陰で、何事もなく済んだんだ。この宴は君たちのためにあるようなものだろう」
「いえ、そんな…魔物を退治してくれたのは、騎士の皆さんじゃないですか!」
騎士たちはリタたちとしばし世間話をした後、テーブルに着いて食事を始めた。
リタたちも空いている席を見つけて、料理を乗せた盆を置く。
椅子に座るや、レイナが声をひそめて。
「ねぇ…魔物が入り込んだこと、どう思う?もしかして、私たちが神殿の浄化をやめちゃったから…?」




