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2-2.騎士と天使

「なんだ、採集に行くの、嫌なのか?俺が代わってやろうか」


「い、いいんすか!?」


アークに言われ、目を輝かせるカイ。


森に自生する草木の葉や実には、回復薬や毒消し薬の材料となるものがある。その他にも、貴重な栄養源や嗜好品として重宝されるものも多く、需要は大きいのだが、それらを採取するには、魔物が潜む森の奥まで分け入っていかなければならない。


人々の暮らしに欠かせない採集業務も、騎士たちの重要な仕事の一つだ。


「アークは見習いの頃から、採集の達人だったもんなぁ。」


ジルが数年前に思いを馳せる。見習いとして初めて採集に出た日、麻袋いっぱいに薬草や木の実を詰めて戻って来たアークに、教官も目を丸くしていたものだ。


「へえぇ、出来る男は、何をやっても一流なんすね!」


「カイ、感心してないで、あんたもこれからしっかり採集するの!ほら、行くよ!」


守衛部隊には、それぞれに担当する仕事が割り振られている。アークたちのような若手が集まる部隊の仕事は、採集や街の見回りなどの日常業務を任されるのが一般的だ。


「じゃ、2人は街の見回り、よろしくね!」


「ああ、森では気を付けろよ」


カイの腕を引っ張りながら森に向かうソフィーを見送った後、アークとジルも街に繰り出していった。



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