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第六章 それぞれの祭り期間

女神祭、3日目の朝。


昨日の一件で不安ともやもやを抱えたまま眠りについたイリスだったが、ベッドから身体を起こすと気持ちを切り替えて、今日も神殿の浄化に向かった。


作業を終えると、イリスはもう一度、他の三か所の神殿に足を向ける。


明日の朝一番で浄化すると言った、リタたちの言葉を信じて。


しかし――


辿り着いた神殿はやはり、浄化されてはいなかった。


イリスは、苦しい表情で俯くと。


(…これ以上放置していたら、清浄なエネルギーが保てなくなってしまう)


さすれば当然結界は弱まり、国に魔物が押し寄せるだろう。


イリスはぎゅっと、両拳を握り締め。


意を決して、淀み切った神殿に足を踏み入れた。



☪︎⋆。˚✩*✯☪︎⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩*✯☪︎⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩*✯☪︎⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩*✯☪︎⋆。˚✩



「はー…腹減ったな」


そう言って思わず溜息を漏らしながら、アークは守衛館内の食堂へ向かう。


今日は明け方から、何故か国のあちこちで、小さな魔物が数多く出現していた。


やはり、祭りの影響でエネルギーが淀んでいるのだろうか。一通り退治してヘトヘトになりながら、昼休憩に戻ろうと思った矢先。今度は市場で、一人泣いている子供に遭遇した。


放っておくことも出来ず、肩車して親を探し回っているうちに、気付けば正午を大幅に過ぎていた。


最も、無事に両親を見つけて満面の笑みを浮かべた子供の姿を見ていたら、疲れなど一瞬で吹き飛んでしまったが。


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