表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/122

4-6.開祭の儀

「いやいや、神殿守護職ってだけで十分、天使の中じゃ花形だよ?うちらだって、絶対ハイレベルな騎士様狙えるって!」


「そうそう。むしろ、イリスは恋愛する気ゼロみたいだしさぁ。チャンスだよ、リタ!」


ふてくされるリタを、エルダとレイナが次々に励ます。リタはここに来てようやく2人の顔を見やると、気を取り直したように小さく嘆息した。


「…そうだね。女神祭では絶対、イリスより先に素敵な騎士様をゲットしてやるんだから!」


「うんうん!その意気だよ!」


リタに笑顔が戻ったのを見て、レイナもエルダも嬉しそうに微笑み合った。


「あーあ、私も女神祭で騎士様と番になって、早く引退したいなー。聖天使の仕事、思った以上に大変だし」


「だよねー。でも、花天使でいるよりも聖天使になったほうが、優秀な騎士様と出逢える確率高いじゃん」


「分かってるって。私だって、そのために必死で勉強したんだもん」


歴代の聖天使は、騎士と番になって家庭に入る者も多い。その後、育児が落ち着いたタイミングで仕事に復帰する者がほとんどだが、リタたち3人にその気は無かった。


「みんなどうして、わざわざ復職するんだろうね?そんなことしなくても、騎士の配偶者なら一生国から生活保障してもらえるのに」


「せっかく騎士様と番になったなら、辛い仕事なんて戻らずに、旦那様と可愛い子供たちと、幸せな家庭を築きたいよね~」


そんな理想の生活を手に入れる為には、早々に番となる騎士を見つけなければならない。その最大のチャンスは、言わずもがな女神祭だ。この女神祭までに聖天使に昇格することを目標に、3人は努力を重ね、そして見事に叶えてみせた。


楽しそうにおしゃべりを続ける2人を前に、リタは椅子に腰かけ直して。


「よし!そのためにも、まずはこのアクセサリー、完成させないと!」


「おー!」


リタの言葉を皮切りに、3人は再び、黙々と手を動かし始めるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ