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3-9.女神祭

「協力かぁ…だったら、イリスも呼んで手伝ってもらう?イリス、普段から服も自分で作ってるみたいだし、手芸とか得意なんじゃないかな」


エルダが提案するが、リタは難しい表情のままだ。


「うーん…だってイリス、真面目じゃん?最近やたらと教会の手伝いとか誘ってくるし」


「あー、確かに」


「『みんなも時間があったら薬を作ってあげてね』、とか?」


そうそう、とリタも頷き。


「下手に話して、『聖天使ならアクセサリーより、薬を作って教会に届けなきゃ!』とか言われても嫌じゃん。ただでさえ天使長様から口酸っぱく言われてるのに」


「私が、どうかしたかしら?」


突然、背後から響いた声に、リタを始めその場の全員が飛び上がった。


「て、天使長様…」


いつの間にやら東屋の前に立っていたカーシャを前に、3人はすっかり青ざめている。


「お茶を楽しむのも結構ですが、あなたたちの役割は神殿の浄化だけではないのよ?人々のために奉仕すること。聖天使の使命をもっと自覚なさい」


「は、はい!失礼しますっ!」


3人は瞬時にテーブルの上を片付けると、風のように東屋から走り去って行った。


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