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10-15.祭りのあと



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「はぁ、色々あったけど、保管庫が片付いて良かった!」


夜も更けた病室のベッドの上に腰掛けながら、寝間着姿のイリスが達成感に満ちた笑顔を浮かべる。


「前とは見違えるように綺麗になってたな。助かったよ」


そしてその傍らには何故か、仕事を終えたアークの姿。


「…ねぇ、アーク。宿舎で休まなくていいの?明日も仕事なのに」


「ああ」


イリスは心配そうにアークを見やるが、アークは何でもないように頷く。


昼間のソフィーの叱責が効いたのか、保管庫に詰めかけた騎士たちの大半は、反省して仕事に戻ったらしい。


しかし、中にはそれでも懲りずに戻って来る不届き者もいたようで、もれなくソフィーに撃退され、保管庫から放り出されたとのこと。


さらに厄介なことに、イリスがちょっと保管庫から出て来たところを捕まえて、しつこく話しかけていた者もいたとか。


そんな話を聞かされたら、アークとしては不安で休息どころではない。もし、イリスが寝ている間に、部屋に忍び込んでくるような輩がいたら…


「イリスが退院するまで、夜はここで過ごすよ。見張っておかないと、あいつら油断も隙も無いからな…」


「でも、それじゃアークが休めないよ…」


そう言ってイリスが俯くと、アークもイリスと並んでベッドに腰掛けた。


「騎士にとって、寝ずの番なんて日常茶飯事だ。心配しないで、ゆっくり休んでていいぞ」


「…うん」


イリスはまだ浮かない表情のまま、窓の外の星空を見つめている。そんな様子を横目で見やり、アークは。


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