表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
113/122

10-11.祭りのあと

イリスが着々と保管庫の整理を進めていると、1人の男性騎士がふらりと入って来た。


「…あれ?あなたは確か…イリスさん?」


見慣れない長い銀髪の後姿に、騎士はぽかんとしている。声を掛けられたイリスは、笑顔で振り返ると。


「こんにちは。お薬のご入用ですか?」


「ああ、えっと…ちょっと頭痛がするんで、薬をもらおうと思って…」


「頭痛ですね。ちょっとお待ちください。確かこの辺に…」


そう言ってイリスは、整理途中の薬の束を探し始める。


「あった!では、詳しい症状をお聞きしてもよろしいですか?」


イリスは騎士から症状を聞き取ると、数種類の頭痛薬から一つを選んで手渡した。


「しばらくしても痛みが改善されない時は、また相談に来てくださいね」


「ありがとうございます!実はずっと、どの薬を選べばいいか分からなかったんで…助かりました!」


騎士は満面の笑みで薬を受け取り、保管庫を後にした。



そして、昼時。


仕事から戻ったソフィーは、イリスのいる薬保管庫に速足で向かっていた。


(イリスさん、まだ作業中かな…お昼ごはん、誘ってみよう)


しかし施設内に入ってみると、いつになく混み合っている。そして何故か、保管庫の入り口から、騎士たちの長蛇の列が出来ていた。


(…な、何?この行列は…)


嫌な予感がして、ソフィーは保管庫の中を覗き込んだ。


そこで、ソフィーが目にした光景は。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ