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10-9.祭りのあと

(えっと…持ち出し用の薬保管庫は…)


祭りが終了して一週間。各会場の後片付けや報告書の作成、警護任務の引継ぎなどの後処理もあらかた終えて、騎士団も日常の姿が戻りつつあった。


しかし未だに守衛館の片隅には、祭りの後に引き上げて来た備品が積み上げられたまま。


手の空いた若手騎士が元の場所に戻すことになっており、ソフィーはひとまず、祭り期間中に持ち出された大量の薬を、施設まで運んできたのだ。


守衛館の医療施設には、騎士たちが職務上自由に利用できる薬の保管庫がある。女神祭では体調不良者が続出したので、対応に当たった騎士たちがこぞって薬を持ち出したのだった。


重ねた箱に視界を遮られながらも、きょろきょろと施設内を見回していると。


突然、荷物が軽くなった。


「大丈夫ですか?」


一番上の箱が宙に浮いたかと思うと、その陰からひょっこり、イリスが顔を覗かせた。


「い、イリスさん!?どうして…」


「病室の窓から外を見ていたら、ソフィーさんが歩いてくるのが見えて。良かったら、お手伝いさせてください」


「い、いえいえ!イリスさん、まだ体調も万全じゃないのにそんな…」


ソフィーは慌てて断ろうとするが、イリスはにっこりと微笑んで。


「大丈夫です!むしろ動けるのにじっとしてたら、どんどん筋力が落ちてしまうので」


「そ、そうですか…?」


ソフィーはまだ迷っていたが、結局、イリスに押し切られた。


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