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男前の、お坊さん

作者: 石川 瑠佳

 お経を読む姿が、格好いい。雑巾がけの時の、真剣な表情。説法を語る、安らかな顔。荷物を運ぶ、力強さ。スクーターに乗っている姿の、凛凛しさ。筆で書く文字の、流麗さ。汗をかいた時に、空を見上げる表情の清清(すがすが)しさ。

 とにかく、女性人気が強い。隣町から、お仕事の依頼が来るぐらいだ。

 もっと離れた場所からの依頼も来るが、それは、偉い人が断っている。本人の、お坊さんもこの状態を、弱っているようだ。そりゃ、仕事しづらくなるから、困る。

 でも、これも、このお坊さんにとっての試練かもしれない。この状態で、どう他の人たちと関わるかの。

 男前って言われるぐらいだから。きっと、ある程度考えてしまっても、乗り越えていくのだと思う。

 それが、ここにいるお坊さんの、迷わない強さなのだ。

 それだからこそ、男前だ。



               終

結局、意志の強さが、乗り越えるためには大事だ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] うまい! 結局、心の持ちようで男前かどうかが決まるということですね(*^-^*) いい物語を読ませていただきました☆彡
[良い点] お坊さんのシュールな光景が思い浮かびます。 [気になる点] 田舎か都会か分からないので、どれくらいの年齢の女性からモテているのか想像できない。 [一言] 試練の度合いも田舎か都会かでかなり…
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