イリアさんやってきた!
ばたばたばたばた~
今日は聖龍姫さんがやってくる日です。
最寄の駅までお迎えです。
どわどわどわどわ~~
いろいろとお片付けをして、準備もあって、なかなか迎えにいけません!
「keiさん、もう約束の時間まで10分ですよ!」
どたどたどたどたぁ~
「解ってるけれど、少しでもお掃除して印象をよくしなくちゃいけないじゃん!」
もう昨日からお片づけをしているんだけど、片付かない(・_・;)
「だからと言って、女性を待たせるなんて!」
「.....。」
お髭をそっているのね....
「しょうがないでしょお~keiだって急いでいるんだから…!」
「keiさん!"金の五分"です!金の5分!」
金の五分と言うのはですね~。
お仕事が時間に間に合わなくて、ばたばたしている瞬間!
あと5分あればと思っても、時間はお金で買えない。
だから、あらかじめ準備をしておきましょう。
あらかじめ準備をする時間は金のようなのもです。という、生意気なさめのたとえ話です。
「さめは電話の転送の設定したの!予約台帳も持った!」
「準備ばんたん!」
得意げで余裕なさめ。
「じゃあkeiの代わりに、おトイレいって来て!おしっこ漏れちゃいそう。」
「はぁ~??」
ほんと、使い魔のくせして生意気!
「じゃあ、聖龍姫さんに"ちょっと遅れます"って、メールして頂戴!」
「らじゃ!」
ー 聖龍姫さん、keiさんはのんびり屋さんなので、今になってあわててお片付けしています。お迎えに行くのがたぶん30分くらい... ー
「こら~!余計なことは書かないの。」
もぉ~本当に役に立たない使い魔なのです。
空気が読めてません!
てか、使い魔がホオジロザメだなんてありえないでしょ。
keiはホント損なくじばかり引いているとおもうのです!
「keiさん、さめはS級使い魔ですよ。」
こんなときばかり、keiの表情を読んでコメントしないで!
ホント腹立つ!
そんなこんなで20分遅れ、最寄の駅に聖龍姫さんを迎えにいったよ。
「お仕事が忙しいのに、迎えに来てくださってありがとうございます。」
笑顔で待っていてくれた~(*^-^)
さめがポッケでもぞもぞしてるよ。
たぶん「仕事なんてしてませんから...」なんて、言いたいんだとおもお~。
でも、いきなり体長7cmのホオジロザメが出てきておしゃべりしたら、誰だってびっくりしちゃうよね。
なので、さめはポッケで待機しています。
ところで聖龍姫さんっとても美人です!
田舎の町の駅、エキゾチックな聖龍姫さんはにやはり目立ちます。
keiのお店のバイトさんには元読者モデルさんとか、現役アナウンサー(休職中)さんとか、すごい人がいるんだけれど~。
聖龍姫さんもとても美しいです。
バイトさんだから気楽に話しかけてるけど(気楽な雰囲気を作ってます)。
どこかで出会っても、緊張して話せない!
エーゲ海風?スパニッシュな?
予想通りアラブな感じがしますよ。
目鼻立ちに眉毛がはっきり、じゃっかん日焼けした小麦色の肌。
けれども、性格的に控えめなので圧迫感を感じないのです。
とてもニコニコ、笑顔で明るい人です。
バイトさんとして完璧かも?
「聖龍姫さんっお腹すいてるでしょ?」
今、13:20です。
「え~多少は、でも我慢できますよ。」
「じゃあ、待たせちゃったし~、ご飯を食べてこー。」
こんな田舎も町にも、最近流行りの台湾料理屋さんができました。
一品っ中華料理がついたランチが680円(ウフ!)。
メインとは別にから揚げor春巻きとかおまけ付きです(今日はから揚げ)。
しかも、100円プラスでちっちゃなスープがラーメンに!
聖龍姫さんはチンジャオロースーランチ、keiはきくらげとお肉を炒めたランチ。
でね、keiはスープを台湾ラーメンにしてもらって、二人で食べれるようにお椀を借りまった。
さらにっ海老マヨを注文しましたよ。
ラーメンやおまけのから揚げを含めて、お料理が5品です。
「わ~豪華ですね!」
「こんなにいっぱい頼んでも、ここのお店は安いんです。遠慮しないで食べて、残ったらタッパに入れて持ち帰れますよ♪いっぱい食べて、いっぱい働いてくださいな~。」
そうそう、お料理がそろったところで、日記用の写真を撮っておかなくてはなりません。
さめをぽっけから出して、パチリ!
「あっ、最近チャットに出てくるさめ君ですね。」
「そうそうkeiの使い魔だよ。日記の景色やお料理の画像に、生き物がいないと寂しいでしょ。それで登場します。keiの使い魔のいちばん大切なお仕事かな。」
イイ大人がさめの使い魔とか言って、イリアさんにへんな顔をされるかと思ったら....
笑ってたf(^_^;
「チャットに出てくるさめ君は、やっぱりからりんさんの一人芝居だったんですね」
「チャットしてるのはこいつです。幼児なんでちっちゃけど、生きてるよ。清流姫さんを驚かせないようにじっとしてます。」
「えっ!」
そんなこんなでお話をしていたのね。
ランチのつもりがちびちびっお料理をつまみながら、3時間もそのお店でお話してまった。
やっぱ、円滑なコミュニケーションをとるために、雇用者としてバイトさんの仔細なプロフィールの収集は重要なんです(エッヘン)
「聖龍姫さんはイリアさんって言うんだよね。じゃあイリーって呼んでいいですかぁ?その方が親しみやすいし!」
「からりんさん以外にも、わたしのことをイリーと呼ぶ人もいるので違和感はありません。」
「ではではっ”イリー”と呼ばせてもらいますね。」
バイトさんとの親近感は、やはり業務の遂行上重要なんでっす(ん!)
「ところでからりんさんのことは、なんてお呼びしたらいいですか?」
ランチタイムの中華料理屋さんで、ゲームのハンドルで呼び合う二人。
精龍姫さんは若いからまだいいけれど。けっこうお歳なkeiに、からりんはへんだよね。
周りの人のお客さんたちも変だと思っていた?
聞こえてないか?
「からりんはゲーム上だけのことで、SNSで使う本当のハンドルはkeiって言うんだよ。だから、keiって呼んでください。でも、お客さんの前ではオーナーかな。」
実はkeiのお店って宿泊業なのね~。
ちっちゃな宿泊施設なので、民宿?ゲストハウス?シェアルーム?と言うやつかも。
ちなみにお客さんやバイトさんたちは、オーナーとkeiのことを呼びます。
オーナーなんて変だと思っていたけれど、お客さんやバイトさんにとっては、社長は社長だし、店長は店長。
民宿やゲストハウスの場合は、個人経営だから”事業主さん!”。っていうのもヘンダシ、やっぱオーナーなのかな?
所有者?
茨城県の人はマスターと呼んでくれます。
夏休みもお盆を迎え、keiのお店もカキイレ時の夏がやってきまった。
けっきょく、バイトさんはイリーだけ。
ほかのバイトさんの応募はありせんでった。
keiはイリーに不都合や不安がないように努めているけれどもね。
そうそう、もう何十人ものアルバイトさんと働いてるので自信があります…
でも、この環境で1ヶ月半も二人きり。
イリーが退屈してしまうのではと心配でした!
でも、大丈夫だったよ。
なんかね、イリーは好奇心旺盛で自然体なのo(^^o)
夜中にお客さんから注文されたパンを仕込んでいるときも、話し相手になっていてくれる。
そして、朝はkeiより早起きをして朝ごはん(まかない)の準備をしてる~。
しかも楽しそうにしていて、圧迫を感じません。
てかね、keiは朝食にパンを注文されると6時に起きて焼かなくてはなりません!
お寝坊は許されないのです!
それよりも速く起きてくれている人がいるって、それだけでも助かります。
ただね、朝起きてきてイリーに”おはよお”いうでしょお。
すると「おはようございます。今日はキャベツとジャガイモのお味噌汁を作っています。」
なんて、微笑まれるとドキドキしちゃう!
ちなみにお味噌汁はしょっぱかったり、薄かったりします。
お客さんがいないときには、付近の観光名所をめぐってブログを書いてもらったり~。
カラオケもしまった( ^0^)θ~♪
やっぱ、外国の人と言っても女性!
ayuを歌えば、とうぜんkeiよりうまいし~!
keiの年齢を考慮してか、cyndiやマドンナさんとか歌っちゃう!
英語はもちろんネイティブ♪
ホント楽しい夏だった。
なんか、顔を合わせるたびにぺちゃくちゃおしゃべりをしている間に、夏が終わっちゃった。
お客さんの口コミも高評価!
「オーナーさんはもちろん、スタッフさんの親身な接客に恐縮するほど...」
「ほんとうに楽しかったです。オーナーさんとスタッフさん演出してくださる...」
なんでオーナーさんとスタッフさんかな~?
ペンションには男女一人づつしかいないんですよw
なんで”ご夫婦”とか、勘違いしないかなぁ~?
「(さめ)keiさんっそれはないと思いますよ!」
うるさい!
ともあれ、絶好調な夏でした!
でも、お給料を支払わなくてはならないときが、もうすぐやってきます...