表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/32

遠藤 蓮司

 僕の名前は遠藤 蓮司。

 至って普通の中学生......とは言えないかな?

 

 僕の家は少し貧しい。

 僕が物心つく前に死んだお父さんがかなりの借金をしていたのだ。

 そのせいでお母さんはいつも働いていて余裕の無さそうな顔をしている。


 基本的に僕は一人だ。

 一緒に遊ぶ友達もいなければ遊びに来る親戚もいない。

 小さい頃からそんな感じだからもう慣れたけどね。


 友達も居たにはいたけど、僕の家の事情を知ったとたんによそよそしくなって離れていくから作ろうとも思わないしね。


 そんな僕だが、受験に受かって近所の中学、正上学園というところに入学した。

 余り余裕はないはずなのに何で私立中学に入れたのかはよくわからなかったけど。


 

 小学生の時僕は家の事情がクラスに暴露されてしまって苛められていたことがあった。


 あのときは結局耐えきったけど、今回はもうこりごりだ。

 静かに目立たず一人で過ごしていこう。



 まずあの二条宮恵理とか言う子は避けておこう。

 新入生代表で金持ちとか関わってはいけない。



 神様。もしこれを聞いているのであればどうか、



 この三年間は静かに暮らせますように。



 そしてあわよくば借金が早く無くなりますように。





 



 


 願いは届く。


 ()()()

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ