三十三話 勉強中っ!①
それからは何事もなく昼ごはんを食べ終え、とりあえずそれぞれの部屋に戻った。
「あ゛ー……なんだろう、初日にしてもう帰りたい」
「なんだよ、楽しんでいこうぜ!」
まったく……翔太はそう言うけれど、僕は疲れちゃったんだよ。
「ダメでしょ翔太、良夜君疲れてるんだから」
「ほんとだよ、つかれ……なんでいるんですか」
ふと隣を見ると、翔太のお姉さんがいた。
「帰れ」「いや」
その存在に気づくなり、翔太は厳しい口調であった。それに対してお姉さんは真顔で間髪入れずに返す。
「せめて自分の部屋に帰れ」
「え?それだけでいいの?」
お姉さんはニヤニヤしながら言う。
「な、なんだよ、気持ち悪りぃ」
翔太、気持ち悪いはいいす……ぎいっ!?
「ふんっ!いいもんね!私自分の部屋に帰るから!行こっ、良夜君!」
ちょっと待てや。
「おい待て、ソレは置いてけ」
「僕の事ソレって言わないでもらえるかなあ!?」
「それは嫌」
「んむぶぉふっ!」
視界が閉じた!真っ暗だ!だがしかし、むにむにした感触が!なにがどうなってんだよ!
「ほう……別にいいぜ?姉ちゃんがどうなろうと知った事じゃねえしな」
「な、なにそれ、どういう意味……あっ」
僕を抱きしめていた手から力が抜け、視界が開く。一体なにが……
「……白撫さん、これは違います。何かの間違いです」
「そっそそそうなの!ちょっとね、あの」
最初に僕がまくしたてるように弁明し、お姉さんがそれに続くも……
「うるさい」
「「すみません」」
覇気を放っている白撫さんに対して、僕らは背筋を伸ばして返す。
「……お姉さん。私達は勉強を始めるので、静かにしてもらっていいですか?」
「もちろんです」
やっぱり、女性は怖い。有無を言わせぬ迫力がある。
「では、始めましょうか」
「それで、何の教科やるんだ?」
と翔太が言ったので
「個人的には数学の気分」
と返すと、みんな賛成してくれたので勉強する教科は数学になった。
「よし良夜、競争だ。大門三十まで先に解いて、負けた方がなんか奢りな」
「よっしゃ乗った」
今からやるのは、図形だ。そして、僕の得意な範囲も図形である。これは勝ったも同然!
「私もやるやるー!」
「未亜はダメです。こっちで基礎からやりますよ」
前のめりになって参加を申し出た相模川さんを諭すように白撫さんが言った。
「ぶー……けち!」
「よっしゃいくぞっ?」
僕らはペンを持った。
「よーい……どんっ!」
「……なるほど。じゃ、次なんだけどさ」
「おう」
大門を三十個解き終わり、今は答え合わせからの解説の時間だ。
もう競争なんてのは頭に無く、僕は解けなかった問題––半分くらいあった––を翔太に教えてもらっている。やっぱりこういう時間は大切なもので、自分の学力が上がっているのが実感できる。
「で、ここで……」
「……あー、そういうことか、ならこっちも……」
理解が進むと、問題の一問一問がまったく別のものに見えてくる。世界が変わるようなものだ。
「…………どう?」
「正解だ、じゃあなんでそういう式になった?」
教えてもらったことをもう一度理解し直しながら、翔太に説明する。よく学校でも言われていることだが、理解しているかどうかは説明することでわかる。理解していれば相手にもわかるように説明できるし、その逆なら、上手く説明はできない。
「……完璧だ。お前怖いわ」
間違えた問題全ての解説と説明が終わると、そうお褒めの言葉をいただいた。
「そうか、ありがと」
そう言ってから白撫さん達の方を見ると……
「うー……もうダメ、休憩させてー!」
相模川さんが頭から煙を上げて机に突っ伏していた。ありゃひどい。
「ダメです。まだ目標の半分も行ってないんですから。ほら見てください、未亜がそうこうしてるうちに向こうのお二人はもう一教科終わったようですよ?」
「ぐっ……」
白撫さんはやれやれといった様子で相模川さんに無理やり勉強を続けさせていた。
「僕らも続きやろうか」
次は……
「物理か?」
「だね」
今はかなり集中できているから、できるならこのまま理系科目をやってしまいたい。
「つってもなぁ……物理って簡単だし、やることなくないか?」
「それはお前だけだから」
まったく、頭がいいやつが言うことはこうだから信じられん。物理に簡単な要素なんて皆無なのに。
「そうか?なら、難しいところあったら教えてやるよ。とりあえず、ゴールデンウィーク課題から片付けちまおう」
「ま、教えてもらうのが目的なわけだし、よろしくね」
さて、勉強再開だ……後ろで僕の姿を撮影している怖い人は置いといて。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今週三回目の更新ですはい。珍しくこんな時間に更新です。なんでこんな時間に更新するのかっていうと、ですね。
……暇になりまして。
聞いてくださいよ!宿題が!ない!ないんですよ!へへっ。
ということでですね、この時間の更新に至るわけなんです。
さて、聞くところによると、最近ラブコメがキてるらしいですね。これは、僕の出番に違いない!(確信)(そんなわけ)(乗るしかないですよね、このビッグウェーブに)この作品が日刊ランキングに載る日もそう遠くないわけですよ!載りたい!載らせて!
まあそんなことは置いておきまして、今日は暖かかったですね。今でも昼は毎日半袖の僕ですが、今日は全部脱ぎました。嘘です脱いでません。というかよく聞かれるんですよね、寒くないのって。
寒くないっ!
いやいや、寒かったら普通上着とか着るでしょうよ。寒いのに着ねぇヤツはおバカちんなんですよ。僕らは半袖族は強がってきてる訳じゃあねえ!
……少し寒いくらいなら強がって着ないですけどね!(´・∀・`)ヘッ
なにはともあれ、もうすぐ今年も終わりそうです(現代JKのような話の飛躍)
ですがその前に、僕の誕生日が来るんですよ!ラブコメの波が来るんですよ!クリスマスが来るんですよ!
ってことで、誕プレとクリスマスプレゼントください!下の方にあるポイント評価とブクマをお願いします!そして僕をラブコメの波に乗せてください!
お願いします!
ではでは、流動食のようなあとがきを書いたところでそろそろ終わりにしましょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました!お相手は村人Bでした!いえい!٩(。•ω•。)و




