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第十九話 待ち合わせ場所と翔太に電話

40ポイント達成しました!ありがとうございます!(୨୧•͈ᴗ•͈)◞ᵗʱᵃᵑᵏઽ*♡(ちなみに初顔文字)


 それから時間が少し過ぎて、補習の休憩中。


「あ、そうだ白撫さん」


「はい?」


「明日は何時から行くの?」


 これだけは聞いておかないとね。


「そうですね……デンキの本屋さんは十時からなので……一ノ瀬君の部屋の前に九時四十分でどうでしょう?」


 白撫さんが小さな顎を指で挟みながら言う。あ、ちなみにデンキはデンキ・ホーテというデパートの略称だ。最近、ここの三階に書店ができたんだってよ。だいぶ大きくて品揃えが豊富らしい。


「りょーかい」


 ここからデンキまでは大体二十分ちょっとくらいだと思うし、丁度いいや。


「では、そういうことでお願いしますね。さて……勉強、続けましょうか」


 くっ……あわよくばこのまま終わってしまいたいと思ってたけど、まあ、仕方ないね。




「おい翔太ぁっ!」


『……なんだよ、うるせえな』


 補習が終わり、僕は翔太に電話した……ここだけ見ると、怒りっぽいお父さんが息子に対して怒鳴ってる風に見えなくもないな……いや、それにしか見えない。


「いくつか質問させて」


 僕は補習の後にすぐ電話したのではなく、質問をいくつか考えてから電話した。


『おう、いいけど』


「えーっと、まず……白撫さんが不良に絡まれたら、どうやって助けたらいいの?」


 これだけは聞いておかなければ。だって、八割がた絡まれるだろうから。


『あー、確かにな。まー、手掴んで逃げればいいんじゃね?』


 いや軽っ!野球部がバドミントンの羽根を打った時に感じるのと同じくらい軽い!どれくらい軽く感じるのかは知らんけど。


『でも、それしかないだろ』


「確かにそうだわ……で、次は……」


 僕がそこまで言うと、翔太は『まて』と僕が続けるのを妨げた。


「なに?」


『お前がなにを質問したいのか当てる。ズバリ、「何分前から待ってればいいの!?」だろ?』


「えっ……なんでわかったの?」


『まあ、直感ってやつよ』


 おうそうか、全然すごくないな。


『まあ、白撫さんが来る十分前にはいればいいんじゃね?』


「いや、ウチの前なんだけど」


『だったら五分くらい前でいいだろ』


「おっけ」


 あと、なにか……


『…………わかった、「ご飯誘おうと思うんだけどどうかな?」だろ?』


「いやごめんそこまで考えてなかったわ」


『まじか』


 そうか、ご飯はどうしようか……それは、向こうで考えよ。


「あとね」


『おう、なんだ?』


「…………ごめん忘れたわ」


 これは翔太が悪いよね。ドヤって雰囲気出しておきながら当てられなかったし完全に失念してたご飯の事言ってくるし。責任転嫁じゃないからね。違うからねっ!


『じゃ、もう大丈夫か?』


「ああ、ありがとう」


『ほいじゃおやすみー』


「おやすみー」


 あ、今おさしみって言えばよかったわ…………下らね。さっさと寝よ。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


僕は五分前集合の二分前行動で七分前に集合場所にいる人です。すると、相手は十分遅れたり一時間早く来たりします。すごい。

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